「スリットのベンチいいな」
「おばあちゃんが玄関にベンチが欲しいって言ってたな」
「コストが結構かかりそうだな」
自分でも気に入るくらいのベンチを
おばあちゃんにプレゼントしよう!!
・安い杉材を活用
・おばあちゃんに喜んでもらう
目次
◆使用・購入品リスト
- 杉材 (30×30×1800㎜ 6本セット)
- 2×4材 (6ft 2本)
- 赤松 (30×40×2000㎜ 2本)
- 1×4材 (6ft)
◆作業風景
作製した手順を「作業風景」として紹介します。
手順1 材料カット
どの部分を加工したか、また、使用した材料はなにか説明
(加工部位 ―― 材料 ――使用工具)
<加工内容>
- 甲板 ―― 杉材 ―― ノコギリ
- 脚 ―― 2×4材 ――丸ノコ
- 幕板 ―― 1×4材 ―― 丸ノコ
カット後、ホビーカンナを使って面取りを施す
特に、杉材のエッジがひどかったため大きめに面取りした。
脚となる2×4材4本を同じ長さで加工
この長さがバラつくと使用したときのガタつきの原因となる。
>>>「丸ノコを使って同じ長さで材料カット」ピックアップ作業集
手順2 材料のサンディング
杉材の表面がブサブサしてた。それをいつも通り紙やすりで全て落とすとなると果てしない時間を費やすことが考えられた。
そこで今回購入したのが、この2つ
「サンダー#240」とこれをドリルドライバ用の「アタッチメント」
Q#240ってなに?
―磨きを施したときの粗さ。数字が大きくなるほど面がキレイに仕上がる。
これを使用することで、作業効率が劇的に変化した。
(もっと早く買えばよかった・・・)
しかし、ドライバドリルのアタッチメントとして使用するにはちょっと”コツ”が必要だった
手順3 脚の組み立て
まず、ベンチのフレームとなる脚を組み立てる。次のような組み立ての流れ
②下穴をあける
手順4 塗装
ここで、全ての部位の塗装を行った。
◎脚:水性塗料(黒ツヤ有り)
◎甲板:水性ウレタンニス(クリア)
杉材の色合いというか風味が元々、少し赤みがかっていい感じだった。そのため余計に色を付けずに風味を生かすために「クリア」のニスを使用した。
手順5 杉スリット取り付け
甲板の取り付けは以下のような流れ
①両端に2×4材に張り付ける
杉材が細いし割れやすそうだったため、下穴もしっかり貫通させておいた
スリット間の寸法は特に測らず目測での等間隔
②補強用の角材を取り付ける(正式名称わからない)
これがあると座った時の荷重が分散されるため、強度がかなり上がる
手順6 甲板の取り付け
スリットの間からビス止めを行う。
甲板取り付けた時に大きなガタつきが生じてしまった。
杉材の大きな反りとねじれが原因だった。
>>>「 木がねじれている!?完成間近に訪れたガタつきの簡単リカバリー 」
完成!

◆主な購入品
1.丈夫で白木とは違った風味の『杉材』
私がホームセンターで購入した材料は「6本で1000円」
木材の反りやねじれも大きいものであったため、格安で手に入りました。
参考までに、ネットで販売されている商品を紹介します
![]() | 国産杉材 節有(乾燥・プレーナー) サイズ(mm):1950×30×30 24本 価格:5,750円 |

香りによるリラックス効果や濃い木目、重厚感のある色味が特徴の杉材。DIYはもちろんのことその特徴から木造建築など材料としても使用されている。
DIYにおける材料選択として、「より高級感を持たせたい」「和風な色味に仕上げたい」といった作品におススメです。
2.手軽に使えてあると便利『ホビーカンナ』
危険な木材の角を手軽に面取りできるアイテムの紹介。
![]() | 価格:711円 |

本格的なカンナは木材の表面を削ったりすることができますが、使い慣れていないと使いこなすのが難しい工具でもあります。しかしホビーカンナなら、コンパクトで扱いやすく、面取りを手軽に施すことができ、何度もカンナがけすることで大きめに角もとることが可能です。
今まで地道にヤスリがけしていた部分をホビーカンナを使用することで作業効率がかなり上がりました。
◆作業レポート(自分に向けて)
今後の活動に生かしていくための振り返り
コメント(よかったことなど)
ー『スリット式のスタイリッシュなベンチ』
角材が数本並べられたようなベンチをよくネットで見かけ憧れた。
それは、木材の長さ・太さでもそれぞれ印象が違っていた。そんな『スリット式』のベンチを未熟ながらも挑戦した。
ベンチとしての構造はともかく、イメージ通りに仕上がり、たまたま格安で入手した杉材もよかった。
ー『訳アリ格安の杉材を活用したDIY』
特に甲板の材料選択に悩んだ。そんな中見つけたのが格安の杉材。いつも使う1×4材や2×4材と違い、温かくて高級感のある印象的だった。
反りやねじれが大きい理由で価格が安くなっていたが、リカバリーしながら活用することで問題なく使うことができた。
また、いつもなら着色塗料で仕上げるが杉材の色味が良かったので、生かすためにクリアニスを使用した。
杉材の温もりを生かし重厚感を生み出すことができた
ー『おばあちゃんにプレゼント』
今回の目的は何と言ってもおばあちゃんに喜んでもらえるベンチを作ることだった。
正直、完成したら思った以上の出来栄えにプレゼントすることを惜しむような気持ちにはなったが、「毎日座るよ」と喜んでもらえたからよかった。
反省・改善点
- 幕板に使用した材料が1×4材と2×4材。ここは統一すべきだった
- マスキングせずに塗装した部分もあり、はみ出したりもした。

めでたし、めでたし