
「プリンターどこに置こうか・・・」
「ついでに収納も増やしたい」
「ツールワゴンってなんかカッコイイよなあ・・・」
『ツールワゴン風のプリンター台』
を作ろう!
・接合部が見え辛い設計
目次
◆購入リスト
- 1×4材―6ft 4枚
- 2×2材―6ft 2本 3ft 1本
- 2×4材―3ft 1本
- キャスター―自在2つ、固定2つ
- 桧材―幅25㎜×厚さ15㎜×長さ900㎜

作製費 3,000円
◆作業風景
材料準備~骨組み~棚~塗装~組み立ての順番で作製した
手順1.材料の準備
<各部品ごとの使用材料>
骨組み:2×2材
棚板・天板:1×4材
―他の材料の選択肢・・・
骨組み関してはひとまわり太めの2×3材の選択も考えていた
しかし、少しでもフレームの細い方が部屋に置いた時の圧迫感も軽減されスマートな印象になると思ったため2×2材を採用

手順2.各パーツの作製
主に骨組み、棚板などのパーツを作製
■骨組みの作製~組み手の練習
以前までは材料を切断してそのままネジで留める方法しか実践してこなかったが、今回は”組み手”の練習の兼ねて最も簡単な方法を実践してみた
Q.組み手とは?
ー板に凹凸や段などの加工を施した板通しを「手をつなぐように」組み合わせた手法。
難易度は高いが、接合部の強度がかなり上がる
過去に作製した骨組み
組み手?
これを組み手とは呼べないだろうが、こんな簡単そうな構造にするのもすごく手間がかかる
強度は上がるかもしれないが、私の場合ネジ頭も見えているため意味がないような・・・

<私が行った方法>
使用した道具:ノコギリ、ノミ
- くり抜く部分に寸法線を書く
- ノコギリで大部分カットする
- ノミで正確に寸法で削る
- ペーパーやすりで仕上げる


棚受けとなる角材を取り付けて骨組みの完成
〇すのこ式の棚板の作製
カットした1×4材を並べて角材を張り付けることで連結させた
見栄えは悪いが裏になるためあまり影響はないと判断した

手順3.塗装~オイルフィニッシュ、水性ウレタンニスのメリハリ
天板:水性ウレタンニスのローズ(信和ペイント)
棚板:ワトコオイルのダークウォルナット
骨組み:水性塗料のつや消しブラック(信和ペイント)

■初挑戦『オイルフィニッシュ』

棚板には、ネットや動画を参考にしてオイル使用してみた
<使用方法>
①塗装面をサンドペーパーで磨く
②布や専用の筆で適度に塗って延ばす
③30分くらい乾かしたら①②を繰り返す
④最後に布で拭き取る
⑤1日以上乾燥させる

今まで使用してきた水性塗装は、塗り方や塗料の種類・メーカーによって木目の強調具合が様々であった
オイルフィニッシュにおいては確実に木目調が浮き出て、それほど塗り方にも左右されず自然な木材の風味が生かされていた
(正直言って、かなり好感触!もっと早く知っておけばよかった!)
■水性ウレタンニスの重ね塗り経過記録
工程上より、天板のみ最後に塗装した

ジョイントテーブルと同じく、水性ウレタンニスで塗装した
⇒ジョイントテーブル作業レポートへ
ー重ね塗りごとの色の変化
1回塗り 2回塗り 3回塗り 4回塗り
色を重ねるごとに色味が濃くなっているのがわかる
また、ウレタンの層も厚くなるため表面も丈夫で艶やかになった
手順4.組み立て
<組み立て作業の順番>
- 中段・下段の棚板の塗装後、各パーツの組み立て
- 準備した2つのフレームは2×4材で連結し
- 天板は表面からビス止め
- キャスター取り付け
完成!


棚板の淵に段がないためBOXを引っ張って取り出せる

【主な購入品紹介】
3.お気に入りの作品に味わい深さを『ワトコオイル』
![]() | ワトコオイル 200ml WATOCO 油性塗料 木部用塗料 オイルフィニッシュ オイルステイン ダニッシュオイル 木材専用 木材着色 DIY 亜麻仁油 価格:1,540円 |

![]() | ニッペホームプロダクツ ワトコオイル 1L 全7色 WATCO 木材専用オイルフィニッシュ DIY 屋内木部用 価格:2,890円 |

木目調をより際立たせてくれる『ワトコオイル』
私の場合、オイルフィニッシュ自体難しそうでかなり敬遠しがちでしたが、水性塗料とほとんど同じ要領で塗装してもしっかり着色し、木目の味わい深さも引き出せました。あまり使わないと思って200mlの容量を購入しましたが、気に入って、他の家具にも多用してしまいすぐに使い切ってしまいました。使う頻度が多いとわかっていれば1L~の容量で購入することをおすすめします。
◆作業レポート
今後の活動に生かしていくための振り返り
コメント(よかったことなど)
―『作製背景について』
作業関連の小物が増えたこともあり、元々ツールワゴンを作製予定だった矢先にプリンターを購入したため今回「ツールワゴン風プリンター台」をつくる経緯に至った
―『組み手をやってみて』
今までよりも丈夫な手法を調べたところ”組み手”という方法を知り実践した。
本来なら綿密な設計のもとノミなどの道具を使い、技術を駆使して作業する必要があった。
しかし、その技術も全くなかったため”組み手もどき”ということで挑戦した
完成後の評価として、丈夫な仕上がりではあったが、加工した寸法が少しでも合っていないとガタつきが生じる
最終的にはヤスリなどで微調整しながら、完成までたどり着いたがまだまだ経験していく必要性を感じた
―『配色のこだわり』
これまでのDIYでは単調になりがちだっただめ、今回は3色を使い分けて塗装した
天板にはローズの水性ウレタンニスを使うことで品のある印象を持たせた
中段・下段の棚板はオイルで仕上げ、ツールボックスなどを置いても馴染むように意識した
フレームにはツヤなしブラックを使用し、天板と棚板の色味を引き立たせるようにした
改善・反省点
- 全体的にネジ締めした部分が目立っている
⇒ダボやパテを使い修正可能 - プリンター関連の収納が不足
⇒天板裏側に棚を追加する
後日追加済み

