合わせ目消しがちょっと手を抜いてできるかもしれない方法【作業例6つ】

プラモデル
フクロ―
フクロ―

合わせ目消しってめんどくせえ。
でも素組みから脱却するためには必要な作業だよなあ。

ということで
本やネットで散々解説されていますが、

ちょっとだけ手を抜けるかも?

という方法を紹介してみます!

□こんな方にちょっと見て欲しい!
✓組み立て済みのキットを持っている
✓バラしてからの合わせ目消しがめんどくさい
✓時間がかかってしまう

既に組み立ててあるキットでもバラすことなくできます

●題材プラモデル 「HG1/144  RX-77-2 ガンキャノン」

「オリジナル解説~素組み編」で作製したガンキャノンを使用しました。

「プラモデルをとりあえずやってみたい人向けの解説【素組み編】」

「手抜き合わせ目消し」特徴

結局なにが違う?

✓素組み後パーツをバラさずに出来る

✓完成後に目立つ部位だけ行うため作業時間の短縮化

本格的にプラモデル作製に励んでいる方には向かないかも・・・
でも、自己満足で楽しむくらいの方にはおススメしたい!

まず、どんな仕上がりなのか確認してみて↓↓

合わせ消し前後の比較

肩のパーツの合わせ目を消してみます。

合わせ目消し前
合わせ目消し前
合わせ目消し後
合わせ目消し後

少しだけ最後の仕上げが粗いけど合わせ目の線は消えているし、
やっぱ処理の前後で全く違うね

こんな感じで仮組みせずに後からできるよ!

使用したアイテム

  • タミヤセメント
  • デザインナイフ―タミヤ モデラーズナイフ
  • スポンジヤスリ―3M SUPERFINE(粗用) ULTRAFINE(仕上げ用)
  • ヤスリ(半丸型)
  • キムタオル、歯ブラシ(粉末除去用)

スポンジヤスリは、「粗磨き用」と「仕上げ用」の2種類持っていると、
より効率よく丁寧に仕上げられます。

作業手順と作業例

基本的には通常と変わりません。
そこにひと工夫加えた方法です。

予めタミヤセメントのブラシに細工しておく(重要)

これが一番大事ですね

細工前
細工後

タミヤセメントの毛先って合わせ目消しに使うにはちょっと太いんですよね。

だから半分くらいカットしちゃいます。

1.毛先の半分をニッパーでカットする
2.ニッパーに付着した液体をティッシュで拭き取る

すぐに拭き取ろう!

こうすることで塗る面積を最小限に抑えることができます。
接着剤が広がってしまった場合の様子

作業手順

★作業の手順
①タミヤセメントを塗る
②30秒くらい指で押さえる
③1日乾かす
④溶着面をこすり落とす
⑤2種類のスポンジヤスリで仕上げる

作業手順を並べると①~⑤のような順番になります。
それぞれの工程を説明していきます。

①「タミヤセメントを塗る」
溶着後

・細工したタミヤセメントのブラシを使って、
消したい合わせ目に塗る

ポイント

塗る面積を極力小さくするように心がける
⇒手順④のときに削り落とす手間が減ります。

②「30秒くらい指で押さえる」

・隙間があると失敗しやすいため少しギュッと押さえてから乾燥させる

・乾燥時間は出来れば丸一日

⚠接着剤に触れないよう注意!
触れてしまったらすぐに石鹸で洗い流すこと!

④「溶着面をこすり落とす」

・乾燥して溶着した接着剤をデザインナイフでこすり落とす

【デザインナイフでの落とし方】
―削る面に対して刃を立てて使う
―溶着部分に沿ってあまり力を加えずになぞる

★ポイント

・この段階で溶着部分を落とすようにする
もし取り切れない場合は、無理してこすらないようにする
⇒合わせ目がまた浮き出てしまう

途中経過
施工後
⑤「2種類のスポンジヤスリで仕上げる」

・スポンジヤスリは幅1cmくらいに切り、折り曲げて使用する

・3Mの「SUPERFINE(粗用)」と「ULTRAFINE(仕上げ用)」を使い分けて仕上げる

「オリジナル解説~素組み編」のゲート処理同様にスポンジヤスリで仕上げる
スポンジヤスリ使用方法について紹介している「オリジナル解説~素組み編」はこちら

SUPERFINE(粗用)使用後
ULTRAFINE(仕上げ用)使用後
●悪い例

「①タミヤセメントを塗る」の作業にて、
必要以上に接着剤が広がってしまうと仕上げた時に溶着跡が落ちづらくなる

必要以上に広がった接着剤

残ってしまった溶着跡

接着剤が広がり過ぎると
溶着面を落とすのに手間がかかってしまいます((+_+))

その他4つの作業例

画像をタップすると拡大できます

▽キャノン

処理前
①「タミヤセメントを塗る」
④「溶着面をこすり落とす」
⑤「2種類のスポンジヤスリで仕上げる」

▽ランドセル

処理前
①「タミヤセメントを塗る」
④「溶着面をこすり落とす」
⑤スポンジヤスリ(粗用)使用後

▽武器(ビームライフル)

処理前
①「タミヤセメントを塗る」
④「デザインナイフでこすり落とす」
⑤「2種類のスポンジヤスリで仕上げる」

▽頭部

完成レビュー

Front

コメント

  • 見える部位だけでも合わせ目消しをするだけで素組み感も解消された
  • 必要以上に合わせ目消しをしなくて済んだ
  • 最近のキットは特に合わせ目の露出部分が少なくなるように設計されているようなので、処理が必要な部位が少なかった

最後に

この記事はあくまでも自分自身の経験と見解によるものです

もしかしたらすでに同じやり方や間違った表現等含まれているかもしれません

アドバイスなども含め、何かご意見・ご指摘・質問等あれば是非コメントにてご教授ください!!よろしくお願いします!!

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