プラモデルをとりあえずやってみたい人向けの解説【素組み編】

プラモデル
フクロ―
フクロ―

普通につくるだけでも楽しいんだけど、少しでもキレイに作ることが出来たら
もっと楽しめるだろうな

ということで
本やネットで散々解説されている素組みについて、
敢えて解説してみたいと思います!

ほんの少しでも参考になることがあれば嬉しいです!

□こんな方にちょっと見て欲しい!
✓ニッパーで切った跡を目立たなくしたい
✓塗装とかしないけどちゃんと作りたい

>>>とりあえず完成した写真はこちら

【STEP1】作業前の確認・準備

●題材プラモデル「HG 1/144 RX-77-2 ガンキャノン  」

1.部品の確認

箱の中身を確認しよう

まず、取扱説明書を見て付属の部品内容が合っているか不足していないかを確認します。

昔プラモデルを作っていた時のはなし・・・

BB戦士のプラモ作ろうとしたら一部のパーツが入ってなかった!

稀だと思いますが、
パーツが揃ってないことが、無いことも無いです(^-^;

一応確認しておきましょう!
万が一不足していた場合は説明書の案内にて対応のこと

箱の中身

2.準備したもの

  • ニッパー
  • ヤスリ
  • 歯ブラシ(やわらかい)
  • スポンジヤスリ2種類
    ―3M URTRAFINE(細かい)、SUPERFINE(粗い)
  • キムタオル
作業に使ったもの
準備したもの
それぞれ簡単説明

【ニッパー】
大きさや精度によって種類は様々だが、大きすぎず極端に安価でないもの

【ヤスリ】
半丸ヤスリ(裏表で曲面と平面になっているもの)1本あればほとんどの部位で使えます。

【歯ブラシ(やわらかめ)】
粉末を除去する際、エアーで飛ばすと散らかったり、目や口に入るためやわかめの毛先でブラッシングする

【スポンジヤスリ】
ホームセンターなどでも購入可能
ゲート処理で使用します。

【キムタオル】
作業する際下に敷いておくと掃除が楽になります。

【STEP2】パーツを切り離していく

パーツは2回に分けて切り離そう!

通称「二度切り」ですね。

2回に分けて切り離すことでパーツ破損を防ぐことができます。

どんな感じか写真で説明しますね↓↓

1.ニッパーで切り離す手順

①余分にカット
②ギリギリまでカット 

この2段階でパーツを切り離します。

①余分にカット
②ギリギリまでカット

2.完成後に隠れるような部分は1回でギリギリまでカットしてしまう

全てのパーツを2度切りするのは、ちょっと嫌です。
だから、組み立てた時に隠れるような部分は一回で切り離してしまますね僕は。

例えば、ポリキャップですね。
組み立ててしまえばほとんど隠れて見えなくなる部分がほとんどです。

僕は、そういった部分は1回でキレイにカットしてしまいます。

説明書の完成図と照らし合わせながら少しでも無駄な作業を減らしたいですよね((+_+))

⚠ポリキャップは最低限キレイにカットしないと
はめ込んだ時に隙間が生じる部位もあるため注意

【STEP3】ヤスリがけによるゲート処理

この作業を丁寧にするだけで見栄えがちがいますね!

パーツを切り離した部分には、
バリ(トゲトゲした感じ)や白化などの現象が起きます。

この作業がかなり地味でめんどくさい・・・
でも大事!

ニッパーで切り離した部分に生じる「白化」は、
完成後に確認すると意外に目立ってしまいます。

「特に組み立て後は、修正が難しい((+_+))」

そのためのゲート処理でもあります。

僕は、主に平ヤスリとスポンジヤスリを使って作業します。

<ゲート処理前後の比較>

ギリギリまでカット
ゲート処理後

パーツだけ見るとあまり変わり映えしないけど、
組立てたら全然違うので達成感があります!

1.ゲート処理3パターンの使いわけ

様々な形状に応じて、使うツールを選んだりツールを正しく使っていく必要があります。

僕が実践しているのは大体この3パターンです↓↓

パターン① ヤスリのみ
→パーツの淵のみ切り跡の場合

パターン② スポンジヤスリのみ
→切り跡が極めて最小限かつ凹凸が少ない場合

パターン③ ヤスリとスポンジヤスリ
→切り跡の凹凸もあり、組み立ててから少しでも露出する部分の場合

ちなみに頻度が多いのはパターンの③ヤスリとスポンジヤスリですね。

2.ゲート処理の作業手順 

ゲート未処理の状態

上の写真のパーツを実際にゲート処理まで行ってみます。

手順1 ギリギリまでカットする

手順2 ヤスリがけする

★各部位のヤスリがけのコツ
〇直線部:なるべく狭い範囲でボコボコをなくすだけ
⇒次工程のスポンジヤスリで仕上げたときに粗の面が落ちにくくなる

〇曲部:形状に沿ってヤスリがけ
⇒直線的にこすってしまうと丸みがいびつになってしまう

手順3 スポンジヤスリでキレイに仕上げる

部分的ではなく「手順2 ヤスリがけ」よりも広い範囲でこする
❌部分的だとこすった部分が目立ってしまう
⭕まんべんなくこすっておくと処理した部分が分かりづらくなる

スポンジヤスリ処理後

手順1~3によってバリや白化などのゲート跡を目立たなくすることができます。

説明するとめんどくさそうだけど、常にこの作業だからすぐに慣れますよ

3.作業例

実際の作業例を写真のみで紹介します。

▽曲線部をゲート処理した例

処理前
処理後

▽組み合わせてから処理した例

①切り離し後
②ギリギリまでカット
③組み合わせ
④ゲート処理後

▽ちゃんとやっておかないと意外と目立ってしまう一例(黄色いパーツの際)

処理が不十分で目立っている
再度丁寧に処理を施し、目立たなくなった

4.その他応用できること

これまでの方法で、
組み合わせで生じた「多少の段」も修正できます。

小さな「段」

①ヤスリ掛け

②スポンジヤスリ

修正後

日本のプラモデルを成型している金型は、世界で見ても化け物クラスらしいので明らかな不具合はほとんどない気がします!

海外製品はまだ買ったことないが・・・

【Ohters】作業の高効率化のための工夫

プラモデルって当たり前だけど、
パーツが多ければ多いほど時間がかかってしまうもんですよね。

作るのも楽しいけど、やっぱりできるだけ早く完成させたぁーい!

そこで、

というほどでもないけど

私なりにこうすれば早くつくれそうだなーと思ったポイントの紹介します。

1.各工程を一気にやる

「切り離し→ゲート処理→組み立て」
の作業を説明書通りパーツ毎に、ではなく

①「全パーツの切り離し」
②「全パーツのゲート処理」
③「組み立て」

という流れで作業します。

これが出来るとかなり作業効率はUPします!

しかし、
部品をしっかり小分けにしたり、
そもそも作業に慣れていないと部品が分からなくなる恐れが・・・

だからとりあえずは↓↓

2.ちょっとずつ一気にやる

上の写真のように、
同じ部位や左右対称のパーツが並んでいるランナーは多いですよね。

この場合は、
片方を切り離したら、もう一方もカットしてしまおう!

ツールを持ち替えてる手間って結構かかりますよね。

少しでも無駄な手間を省ければ、
作業時間も短縮していくかと思います。

現時点での私の技量で工夫できることはこの程度・・・

完成レビュー

これまでの工程を終えて、実際に組み立てた時の細部を紹介します。

>>>CLICKして拡大できます!

全体写真
キャノン、ランドセル
脚、膝
頭部
ふくらはぎ

レビュー

  • 全体的に見るとゲート跡が目立たなくなってカッコイイ
  • 細部に亘って見ればポツン”と白く残っているのがわかる
  • 技量の至らなさもあるが合わせ目消ししないと大体こんなもんな気もする

最後に

この記事はあくまでも自分自身の経験と見解によるものです

もしかしたらすでに同じやり方や間違った表現等含まれているかもしれません

アドバイスなども含め、何かご意見・ご指摘・質問等あれば是非コメントにてご教授ください!!よろしくお願いします!!

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