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【DIYに奮闘する物語】最低限の知識でミニラックを作ったらどんな完成度で出来上がるのか 第4章 完結

この投稿は趣味に取り組むリアルな風景をストーリー風に紹介しています。「ものづくりが好きな方」「趣味を探している方」「拙い文章を読んでくれる方」ちょっとした時間に読んで頂けたらすごく励みになります。また、アドバイスなどがありましたら是非コメントの方によろしく願いします。
投稿者『ふくろうマン』についての紹介

前回(第4章その3)

初めてオレは、恐る々電動ノコギリを使うに否や、その作業の早さに感動する。次いで、初体験となるインパクトドライバー。所詮はドライバーだろと思っていたが・・・

7.なんとも騒々しく慣れ親しんだ音

その日の午後、少し風も出てきて肌寒くなったため、家の玄関で組み立ての作業を行うことにした。
玄関の広さは1.5m×2mくらい。めちゃくちゃ広いわけではないが、ちょっとした作業をするくらいなら十分なスペースではあった。アパートやマンションなどでは難しいが、一軒家の特権ともいえよう。

作業スペースにビニールシートを敷き、準備を整え、いよいよ組み立ての最終段階に入る。

「電動ドライバーなんて所詮ドライバーだし、練習しなくても大丈夫だろ」

電動ノコギリとは打って変わり、そこまで使用することに抵抗はなかった。

用意していたネジを手に取り、大体の位置に印を付けビス打ちを始める。

「ウィ―――ン」「ガガガガガッッ!!」

ネジが一瞬で入り込むと同時に「ガガガガッ!」というクラッチ音が家の中で響いた。

「音デカ!」

オレは意外な音の大きさに驚く。おそらくアパートなど共同住宅ならば迷惑不回避。一軒家でも住宅環境によっては近所迷惑なくらい。

ただ、何度も耳にしたことのある親しんだ音。家を建てている時の大工作業の音だ。オレははこの音が嫌いじゃなかった。むしろ心地がいい。

オレの作業から発せられるこの音に、心も高揚し、ビス打ちが進んでいく。さらにスマフォを取り出してお気に入りのパンクロックをBGMに流し、さらにモチベーションを高め、次々と作業を進めていく。

「もうおわっちまったぜ」

今までならばこれを手作業で行っていたという経緯もあり、ボタンひとつでネジがスッと入り込んでいくのが尚更快適に感じることができた。

もっとやりたいという不足感も残しながら、ミニラックは完成した

初めて『DIYペンキ』の違う色を試したが、相変わらずムラなくキレに仕上がった。また、色の組み合わせも良かったと思う(自己評価しかできないためあくまでも自己満足)。

同じ種類の塗料を使用することで、同じように発色したことも要因と考えられる。

9.水面上には浮かび上がらないわずかな苔

正直なところ見栄えは前作のほうがよったように思える。しかし、作製方法など含めた完成度、新たな工具でやり遂げた達成感など加味すると明らかに前よりも成長していると実感する。

実は、これが製造という職務にも良く似ていた。完成したものだけ見るとただの丸棒だったり金属板に穴が開いたようにしか見えないが、そこに加工精度があったり、そのための繊細な技術が注ぎ込まれていたりする。

要するに、完成した出来栄えとそれに必要な技術は必ずしも伴うわけではないということ。

簡単そうなものほど大事な工程・段取りをはしょりたくなるものだ。簡単なものでも大事な技術はすべて詰め込む。

話が大きくなるが、それが Made in JAPAN だと思っている。

しかしながら、品質評価をするにはまだまだ未熟であるオレの作品だが、自分でも取り入れられそうな技法を少しづつ積み重ねて、オレもいつの日かあの日みた上級レベルに踏み入れたい

(何度も言っているが、オレの趣味のメインはガンプラである)

~完~

完成品の作業風景について紹介しています

『スプレー缶ラック』~正しい知識を少し学んで作ってみた
スプレー缶が増え、前回作製したタミヤカラー専用のラックにも収まりきらなくなった。そこで、もうひとつコンパクトサイズの『スプレー缶ラック』を作った。完成品はかなり物足りないが、少しだけ正しい知識を取り入れて作業できた。気がするけど・・

目次まとめ

『最低限の知識でミニラックを作ったらどんな完成度で出来上がるのか』 

1.雨上がりに増水する川の如く
2.空想で作り上げられた”はりぼて”
3.用意周到、雨の中
4.異音が漂わせる緊張と不安
5.発する音と実行した時の様子の違いによる困惑
6.美的感覚への試み
7.なんとも騒々しく慣れ親しんだ音
8.水面上には浮かび上がらないわずかな苔

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