【DIYに奮闘する物語】最低限の知識でミニラックを作ったらどんな完成度で出来上がるのか 第4章 その3

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この投稿は趣味に取り組むリアルな風景をストーリー風に紹介しています。「ものづくりが好きな方」「趣味を探している方」「拙い文章を読んでくれる方」ちょっとした時間に読んで頂けたらすごく励みになります。また、アドバイスなどがありましたら是非コメントの方によろしく願いします。
投稿者『ふくろうマン』についての紹介

前回(第4章その2)

スムーズに必要なものを買い終えた。あいにくの雨のため作業が出来なかったオレは、電動ノコギリの取り扱い説明書に目を通し試運転することに。その凄まじい音に緊張が募っていく・・・

5.発する音と実行した時の様子の違いによる困惑

翌日、前日の雨もやみ、晴れ間が少し見える空も下、オレは作業を開始した。

「さて、やるか!」

まず、購入した材料を家の庭へと運び、並べる。次に、設計していた寸法にカットするためメジャー(この時はまだ差し金を知らなかった)で測りながら鉛筆で印をつけていく。

使用する材料は、『L字のモール(モールという表記が正しいかわからない)・幅60㎜ 厚さ13㎜の杉材・24×24㎜の角材・木のブロック』だ。

カットするラインに印をつけたら、実際に加工作業へと移る。

一度、余分な部分で試し切りしてみることにした。

「ドク・・ドク・・」

「ウィ―――ン!」

可動した時の異音が昨日と変わらずオレの不安感を煽ってくる。

「こわっ・・なんか飛んできそうだな・・・」

オレは説明書通り材料をしっかり固定し、トリガー引いてから、ゆっくりと材料にノコギリの刃をあてた。

「ジリジリジリジリ」

本体の発する音とは裏腹に、木を切っている音は思いのほか静かだった。正確には、本体の音がインパクトありすぎて加工してる音が静かに聞こえているのが正しいだろう。

「ううぉーすげなこれ!」

この切れ味といい1カットに費やす時間といい、感動を覚えるのに無理はない。なぜなら、前回ミニラックを作製する際に、薄っぺらい板を数か所カットするのに汗水流しながら半日かけていたからだ(”カウンターテーブルの上に乗るくらいのアクリル塗料専用ミニラックを作った”より)。

何度か使っているうちに電動ノコギリの扱いにも慣れ、10回の切断作業が1時間程で完了した。

切った長さにバラツキこそあったが、組み立てを行うにあたって支障はなさそうな範囲。

カットを終えた材料

6.美的感覚への試み

次に塗装の作業へと移った。用意した塗料は前回使用した『DIYペンキ』。それを今回は2色使いツートンカラーに仕上げようと考えた。

DIY作品をネットで閲覧している中で、何色か組み合わせるだけでも雰囲気がだいぶ変わることに関心を持ち、実践してみることにした。組み合わせるセンスも問われるが・・・

そして、すべての塗装を終える。

塗装後の材料

支柱には暗い色、棚板にはお気に入りのミスティグリーンという配色をした。
あとは完成したときにどんな感じになるかを楽しみにしているだけ。

最後の組み立てる作業を残し、インパクトドライバーを使ってビス打ちしていくだけだが、こういった電動ドライバーを使うのも初体験であったオレ・・・

「ネジにあててトリガー引くだけでしょ?」

次回投稿に続く