【DIYに奮闘する物語】最低限の知識でミニラックを作ったらどんな完成度で出来上がるのか 第4章 その2

DIY

この投稿は趣味に取り組むリアルな風景をストーリー風に紹介しています。「ものづくりが好きな方」「趣味を探している方」「拙い文章を読んでくれる方」ちょっとした時間に読んで頂けたらすごく励みになります。また、アドバイスなどがありましたら是非コメントの方によろしく願いします。
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前回(第4章その1)

棚の作り方など調べていたオレは、たまたま目に入った上級レベルの作品の数々に圧倒される。もっと上手にDIYに励んでいきたいという気持ちも強まっていく。

3.用意周到、雨の中

Hans BraxmeierによるPixabayからの画像

迎えた休日、今にも雨が降りそうな曇り空。
オレはミニラックに必要な材料を買いにいつものホームセンターへ行く。
いつもの違うのは、買うべき材料がわかっているということ。あとは、材料をカットするために使う電動ノコギリ(普通なら一般的なノコギリを用意するはずだが、この時は電動ノコギリが一番最適だと思っていた。しばらくの間は・・・)。

まず、最初に向かったのは電動工具のコーナーである。資材館コーナーに初めて足を踏み入れた時の感覚(”DIYに正真正銘初挑戦!オリジナルのカウンターテーブルで自分だけの空間を”より)と同じで、オレの日常生活には縁もゆかりもない領域であった。

「MAKITA?RYOBI?・・聞いたことあるメーカーだな」

自分の仕事場でも使用している電動工具メーカーを見つけ、親近感も覚える。

「同じ用途のものでも結構値段違うんだな」

名前は知っているけどやはり一流メーカーの価格は予算を超えてしまうようだ。

初心者のくせに一流メーカーを使うことは気が引けてしまうため、国内メーカーの一番安価な電動ノコギリを買うと決めていた。オレが購入した商品はインパクトドライバーと電動ノコギリのセットで一万円だ。

「MAKITAはいつか買ってみよう」

一流メーカーへの憧れを密かに抱いてみる。
次に材料の購入へと向かう。

木材コーナーの領域には何度か踏み入れていたため、どんな材料があるのか大体把握していた。
予め設計していた寸法に基づき、材料を選択していく。具体的には、木の種類・板の厚さ・幅を見て必要な材料を選択する。長さに関しては、以前ホームセンターにて1カット50円で依頼していたが、今後DIYを続けるならば自分で出来た方が都合がいいという判断に至った。
最後に新たに塗料も購入し、店を後にする。

今回の買い物にかかった時間は1時間程度。いつもなら、あれもこれも気になってしまい気付いたら3時間近く経過していたというのがお決まりであったが、今回は必要なものが分かっていたためスマートに買い物を終えることが出来た。

4.異音が漂わせる緊張と不安

店を出ると少し雨が降っており、両手に荷物を抱え、小走りで車へ戻る。木材も購入していたためなるべく濡らすまいと急いで車のカギを開け、後部座席へ抱えていた荷物を下ろしオレも運転席へ駆け込む。

「っふぅー」

オレは、後部座席に付けた荷物を見て一息つく。

雨脚が強まる前に車に乗り込むことができて安堵したのと、スマートに買い物を終えられたという充実感に浸っていた。

帰りの道中雨が強くなり、帰宅すると急いで車から荷物を取り出し家の中へと運ぶ。

「今日は雨だから作業できねえな・・・」

とりあえず買ったものを整理し、ついでに電動ノコギリの取り扱い説明書に目を通しておくことにした。
バッテリーを充電して軽くトリガーを引いてみた。

「ウィ―――ン!」

オレはびっくりした。
これは、正しい使用方法を理解しないとケガをしてしまうと瞬時に察しがついた。

生まれて初めて使用する工具に胸を膨らませ、緊張感も覚えながら

翌日、実際に木を加工する。

次回投稿へ続く

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