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【DIYに奮闘する物語】カウンターテーブルの上に乗るくらいのアクリル塗料専用ミニラックを作った 第3章 完結

この投稿は趣味に取り組むリアルな風景をストーリー風に紹介しています。「ものづくりが好きな方」「趣味を探している方」「拙い文章を読んでくれる方」ちょっとした時間に読んで頂けたらすごく励みになります。また、アドバイスなどがありましたら是非コメントの方によろしく願いします。
投稿者『ふくろうマン』についての紹介

前回 第3章 その3

ミニラックの完成までたどり着いたオレは、こんな作り方でよかったのだろうかと一連の作業を振り返ってみることに。当たり前だが最低限の知識の必要性に気が付き始める・・・

8・日常に存在している有意義な車内30分

1週間の始まりを示す月曜の朝、オレは会社に向かう。自宅から会社までは車でおよそ30分。これが長いようで短い。毎朝、箱買いしているコーヒーをひとつ持ってタバコを2本ほどゆっくりと吸いながらあれこれ考えているうちに到着する。

オレは特に音楽やラジオも聴いたりすることなく、無音で考え事をしながら運転するのを好んでいる。

そして、月曜の出勤中の車内でミニラックを作製したことを振り返っていた。

「すのこを使ったのは正解」

「あの塗料また使ってみたいな」

「でも、耐久性とか大丈夫なのかな?」

「ほとんどネジで支えられてるだけなんだよな・・・」

「品質でいうなら最悪だわ」

あれこれ考えているうちに会社についた。

オレは製造業に勤めている。自分が作っている製品が客先に納品される。

もしその製品に不具合や外観等に不備があれば、クレームとして取り扱われる。

つまりは、オレが作るクオリティが品定めされているのだ。

もちろんそのためには知識・技術が必要不可欠である。

そんな分かりきっていることをなぜか改めて考えながら、己のDIYと照らし合わせていた。

「オレが作ったものは価値ゼロだな」

趣味とはいえ、自分でつくるものを厳しい目で品定めをする。

今回作製したミニラックで言えば、まず棚受けの構造がまるで成っていない(棚受けという単語もこの時は知らず、後々学習していくことになる)。とにかく木材をネジ締めして組み立てればいいという愚かな認識。やはりというべきか、ものづくりに携わる仕事をしているからこそ品質にも気が向いてしまう。

「もう少し勉強してみるか」

今思い返すと、この辺りからクオリティに関心を示すようになっていった。

知識が至らなかったという点では、もうひとつ痛感した場面があった。それは塗料選択の時である。

ホームセンターに設けられている塗料コーナーには幅7~8m、高さ2m近くの範囲にぎっしり並べられており、それが2列あった。初見ではあったが、「コンクリート用・金属用・木材用」などに分かれていて、そこから木材用を選ぶことは容易であった。しかし、木材用のなかでも、「屋外用・屋内用」「水性・油性」さらには「オイル・ニス」などと分かれており、パニックになっていたことがまだ記憶に新しい。

最終的には適切な商品を選ぶことができた気はするが、自分に対して「ホントにこの塗料でいいのかな?」という感覚で購入していた。

あらかじめ知識があればスムーズに最適な選択もできたはずであった。

9.今後の展望への道のり

オレはその日、いつも通りに仕事をこなしていたが、「DIYたるものを見つめ直す時間」そんな日でもあった。

そして、帰宅する。晩飯を済ませ、一息つきながら今週末なにするかなど考え始める。

この間作ったミニラックに目をやる。

「まだ収まってないものあるな・・・」

収まりきらなかった塗料たちを見て決断する。

「もうひとつちゃんと作ってみるか!」

この日は月曜日。週末の休みを迎えるまでにまだ時間があった。まずはネットで調べるとしよう。

目次まとめ

『カウンターテーブルの上に乗るくらいのアクリル塗料専用ミニラックを作った』

1.視界に映ることで膨らむ配色の構想
2.記憶と想像のリンク
3.迷いの蓄積から選択していた物が功を奏していく
4.抑制によって損失する時間と無知ゆえの過怠
5.最終的に無意味な無謀な空想
6.酒飲みの〆のような存在
7.向かう先の好奇心
8.日常に存在している有意義な車内30分
9.今後の展望への道のり

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