プラモデルを作り始めた小学生の頃、たまたま家にあった少し錆びているニッパーを使用していた。その当時は、箱を空けてただただつくることに夢中であった。
しかし、思い返すと使っていたものはプラモデル用などではなく金属や導線なども切れるオールマイティなやつ。
最近ガンプラを再開し、切り離した時に生じる白化部分が気になるようになったそこで、新しいニッパーの購入を検討し軽い気持ちでニッパーについて調べていたら、サイズや刃先の形状、用途など様々な種類のものがあることを知った。
それと同時にプラモデル作製におけるニッパーの選択が非常に大事であることを痛感した
というわけで、前置きが長くなりましたが
私が今使用しているニッパーと
その理由について紹介
◆現在私が使用するニッパー
1.選んだ理由
- 価格がちょうどいい
- 薄刃仕様のためゲートカット用として使える
- メーカーへの信頼
1.「価格がちょうどいい」について
安いものだと500円以下で買えるが、精密さ・耐久性などを考慮した場合一流メーカーで出している価格と比較すると安すぎる
高いものは白化がほとんど抑えられる精密さもあって8000円を超える価格だが、私の作業ではゲート処理を行うため最小限に白化を抑えられればいいと考えていたため2000円~3000円程度の有名メーカーで検討した
2.「薄刃仕様のためゲートカット用として使える」について
プラモデル用ニッパーの用途は「パーツの切り離し」と「ゲートカット」の2つに分けられる
今回は、「ゲート処理」を目的とし購入を検討していた。そのため薄刃仕様のものを選択。また、(ゲートカット用)と丁寧に説明も含まれていた
3.「メーカーへの信頼」について
正直なところニッパーを販売しているメーカーについて全く詳しくはない
しかし、タミヤはホビー商品や関連ツールに関して強いイメージ
今後調べていくうえで新たに気になるメーカーがでてくると思うが、とりあえず入門編の意味で間違いなさそうなメーカーを選んだ
◆プラモデル用に使われる『薄刃』と『片刃』とニッパー
プラモデル作製でよく使用されるのが『薄刃』のタイプのニッパー。さらにその中でも切れ味がよく、白化も抑えられる『片刃』形状のものがある
それぞれ簡単な説明とおすすめの紹介
1.『薄刃』ニッパー
主にゲートカットとして使用
刃先が薄くなっているため狭いランナー部分にも入り込めるし、精密さも高いので白化などのゲート跡なども残りにくい
おすすめの商品
新潟県にある「ミネシマ」という会社のニッパー。繊細な工具を扱うメーカーのニッパーという点で信用度が高いです。切れ味も好評で品薄状態も度々・・
2000円程度で薄刃ニッパーを探している方はおススメです。
「タミヤ 薄刃ニッパー」のさらに細かい作業・部品に適した製品です。ガンプラよりも小さい部品の多い船や飛行機などの模型を作りたい方はこちらの製品がおススメです。
2.『片刃』ニッパー
片方の刃の断面が平らになっているため『片刃』ではない『薄刃』ニッパーよりも切れ味がよく、ゲート跡の仕上がりも非常に良い。しかし、その性能の分基本的には高価な品が多い
おすすめの商品
片刃ニッパーで2000円前後だと刃の組み合わせの精度が悪かったり、強度に難があったりしますが、クレオスはガンダムマーカーなどのホビー関連商品で幅広く知られているメーカーでもあるので、片刃ニッパーを試しに使用してみたい方にはコスト的にもおススメです
―口コミ
安いニッパーとはあきらかに違います。
パチンと切れる感じでなく確かにヌルな感じです。
楽天市場
ゲートが非常にキレイに仕上がり、白化も両刃ニッパーと比べるとかなり少なく抑えられます。ヤスリがけなどのゲート処理を行わず、素組みで作りたい方におススメです
◆(ここは読んで欲しい)意外と気にしたことのないニッパーの使い方
こちらも参考までに
少しは役に立つかも?!ふくろうマンのオリジナル解説~素組み編
自分なりに工程の再確認、作業の確立という意味でオリジナルで解説しています。私自身まだまだ技量が至りませんが、これからほんの些細なことでも参考になればという思いで紹介しています
1.ニッパー使い方 良い例と悪い例
▽パーツの切り離しの時
✖悪い例
ランナーを刃先で切る
力が伝わりにくく工具の破損にもつながる
〇良い例
根本で付近で切る
最小限の力で切ることができ、破損しにくい
▽ゲートカットする時 PART1
▽ゲートカットする時 PART2
✖悪い例
ギリギリを攻めようとし、角度を付けて切る
上のような角度で切るとパーツをえぐってしまうことがある
〇良い例
ゲート部分のみがカットできるような角度(縦方向)で切る
上のような角度で切るとゲート部分のみカットすることができ、パーツをえぐることが少ない
2.パーツ切り離しとゲートカット用を使い分ける
ゲートカット用として使用するニッパーの刃先は薄くなっているため、あまりランナーの太い部分を切る用途には向かない
そのためパーツの切り離しの際は、薄刃仕様のゲートカット用ではなく・・・のようなニッパーを使用するのが望ましい
高価な薄刃ニッパーならなおさら使い分けることが必須!
私がパーツ切り離しで使用するニッパー
新しく購入したニッパーをゲートカット用とし、負荷をかけたくなかったためとりあえず摩耗を気にしないで使える前回までのものをパーツの切り離し用として使用中 ※何用かは覚えていません
『パーツ切り離し用』でおススメするニッパーの紹介
個人的には『パーツの切り離し用』なら特にこだわって買う必要性は感じておりません。
しかし、あまりにも安価なものや錆び付いたり刃先が欠けていると作業効率の低下やケガにも繋がる可能性がある。
そのため、ある程度硬度があって切れ味もそれなりなものは選択する必要はあると思っています。
それらのポイントを踏まえて紹介
プラスチックだけでなく、鉄線など部品を用途とする。更に黒ニッケルの表面処理が施されているため錆びにくい仕様になっています。ゲートカットとしては不十分ですが、ランナーの太い部分、あるいは、ガンプラの改造などで厚みのある部位などをカットする時にも適しています用途に対して価格も丁度いいのでゲートカット用と使い分けたいと思う方にはおススメです
耐久性も十分でありパーツの切り離し用としても使用出来ることに加え、薄刃ニッパー程ではありませんがゲートカットにもある程度対応しています。細かい見栄えに気にしなければ、これ1本で十分賄える製品です
最後に
私ががむしゃらにガンプラを作っていた幼少期は、ニッパーのことを考えたことがありませんでした。適したニッパーを正しく使うことがいかに大切なのかを大人になった今気づくことができました。これに関しては、幼かったからいいとかではなく、やるからには道具を正しく使うことが大事だと感じています。
これから、始める方や初めて間もない方にとってほんの少しでも役に立つ内容があれば幸いです
なお本記事では個人的な感想・見解が多いため、
「これは違うよ」「こうしたほうがいいよ」などのご意見ご指摘をお問い合わせもしくは関連記事の方に頂ければ幸いです😉
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私が今使っているニッパーを選んだ理由
2021/3/9 オリジナル解説, ガンプラ
プラモデルを作り始めた小学生の頃、たまたま家にあった少し錆びているニッパーを使用していた。その当時は、箱を空けてただただつくることに夢中であった。
しかし、思い返すと使っていたものはプラモデル用などではなく金属や導線なども切れるオールマイティなやつ。
最近ガンプラを再開し、切り離した時に生じる白化部分が気になるようになったそこで、新しいニッパーの購入を検討し軽い気持ちでニッパーについて調べていたら、サイズや刃先の形状、用途など様々な種類のものがあることを知った。
それと同時にプラモデル作製におけるニッパーの選択が非常に大事であることを痛感した
というわけで、前置きが長くなりましたが
私が今使用しているニッパーと
その理由について紹介
目次
◆現在私が使用するニッパー
タミヤ クラフトツール 薄刃ニッパー(ゲートカット用)(74035)
価格:2,250円
(2021/3/16 22:02時点)
感想(0件)
1.選んだ理由
1.「価格がちょうどいい」について
安いものだと500円以下で買えるが、精密さ・耐久性などを考慮した場合一流メーカーで出している価格と比較すると安すぎる
高いものは白化がほとんど抑えられる精密さもあって8000円を超える価格だが、私の作業ではゲート処理を行うため最小限に白化を抑えられればいいと考えていたため2000円~3000円程度の有名メーカーで検討した
2.「薄刃仕様のためゲートカット用として使える」について
プラモデル用ニッパーの用途は「パーツの切り離し」と「ゲートカット」の2つに分けられる
今回は、「ゲート処理」を目的とし購入を検討していた。そのため薄刃仕様のものを選択。また、(ゲートカット用)と丁寧に説明も含まれていた
3.「メーカーへの信頼」について
正直なところニッパーを販売しているメーカーについて全く詳しくはない
しかし、タミヤはホビー商品や関連ツールに関して強いイメージ
今後調べていくうえで新たに気になるメーカーがでてくると思うが、とりあえず入門編の意味で間違いなさそうなメーカーを選んだ
◆プラモデル用に使われる『薄刃』と『片刃』とニッパー
プラモデル作製でよく使用されるのが『薄刃』のタイプのニッパー。さらにその中でも切れ味がよく、白化も抑えられる『片刃』形状のものがある
それぞれ簡単な説明とおすすめの紹介
1.『薄刃』ニッパー
主にゲートカットとして使用
刃先が薄くなっているため狭いランナー部分にも入り込めるし、精密さも高いので白化などのゲート跡なども残りにくい
おすすめの商品
D-25 ミネシマホビーツール プレミアム 薄刃ニッパー(再販)[ミネシマ]《発売済・在庫品》
価格:1,780円
(2021/3/16 21:57時点)
感想(0件)
新潟県にある「ミネシマ」という会社のニッパー。繊細な工具を扱うメーカーのニッパーという点で信用度が高いです。切れ味も好評で品薄状態も度々・・
2000円程度で薄刃ニッパーを探している方はおススメです。
タミヤ 先細薄刃ニッパー ゲートカット用 模型用グッズ 74123
価格:2,774円
(2021/3/14 22:55時点)
感想(0件)
「タミヤ 薄刃ニッパー」のさらに細かい作業・部品に適した製品です。ガンプラよりも小さい部品の多い船や飛行機などの模型を作りたい方はこちらの製品がおススメです。
2.『片刃』ニッパー
片方の刃の断面が平らになっているため『片刃』ではない『薄刃』ニッパーよりも切れ味がよく、ゲート跡の仕上がりも非常に良い。しかし、その性能の分基本的には高価な品が多い
おすすめの商品
Mr.片刃ニッパー【MT106】 GSIクレオス
価格:2,816円
(2021/3/14 20:11時点)
感想(0件)
片刃ニッパーで2000円前後だと刃の組み合わせの精度が悪かったり、強度に難があったりしますが、クレオスはガンダムマーカーなどのホビー関連商品で幅広く知られているメーカーでもあるので、片刃ニッパーを試しに使用してみたい方にはコスト的にもおススメです
ヌルッと切れる片刃ニッパー プラモデル用 ニッパー プラモデル プラモ ガンダム ゲートカット 超極薄刃
価格:4,950円
(2021/3/15 22:32時点)
感想(11件)
―口コミ
ゲートが非常にキレイに仕上がり、白化も両刃ニッパーと比べるとかなり少なく抑えられます。ヤスリがけなどのゲート処理を行わず、素組みで作りたい方におススメです
◆(ここは読んで欲しい)意外と気にしたことのないニッパーの使い方
こちらも参考までに
1.ニッパー使い方 良い例と悪い例
▽パーツの切り離しの時
✖悪い例
ランナーを刃先で切る
力が伝わりにくく工具の破損にもつながる
〇良い例
根本で付近で切る
最小限の力で切ることができ、破損しにくい
▽ゲートカットする時 PART1
✖悪い例
〇良い例
▽ゲートカットする時 PART2
✖悪い例
ギリギリを攻めようとし、角度を付けて切る
上のような角度で切るとパーツをえぐってしまうことがある
〇良い例
ゲート部分のみがカットできるような角度(縦方向)で切る
上のような角度で切るとゲート部分のみカットすることができ、パーツをえぐることが少ない
2.パーツ切り離しとゲートカット用を使い分ける
ゲートカット用として使用するニッパーの刃先は薄くなっているため、あまりランナーの太い部分を切る用途には向かない
そのためパーツの切り離しの際は、薄刃仕様のゲートカット用ではなく・・・のようなニッパーを使用するのが望ましい
高価な薄刃ニッパーならなおさら使い分けることが必須!
私がパーツ切り離しで使用するニッパー
新しく購入したニッパーをゲートカット用とし、負荷をかけたくなかったためとりあえず摩耗を気にしないで使える前回までのものをパーツの切り離し用として使用中 ※何用かは覚えていません
『パーツ切り離し用』でおススメするニッパーの紹介
個人的には『パーツの切り離し用』なら特にこだわって買う必要性は感じておりません。
しかし、あまりにも安価なものや錆び付いたり刃先が欠けていると作業効率の低下やケガにも繋がる可能性がある。
そのため、ある程度硬度があって切れ味もそれなりなものは選択する必要はあると思っています。
それらのポイントを踏まえて紹介
POLARIS 強力 ニッパー 150mm サビにくい 黒ニッケル仕上げ ポラリス 3555
価格:650円
(2021/3/17 22:05時点)
感想(1件)
プラスチックだけでなく、鉄線など部品を用途とする。更に黒ニッケルの表面処理が施されているため錆びにくい仕様になっています。ゲートカットとしては不十分ですが、ランナーの太い部分、あるいは、ガンプラの改造などで厚みのある部位などをカットする時にも適しています用途に対して価格も丁度いいのでゲートカット用と使い分けたいと思う方にはおススメです
タミヤクラフトツール 74093 モデラーズニッパー α 《カット道具》
価格:1,122円
(2021/3/16 23:16時点)
感想(0件)
耐久性も十分でありパーツの切り離し用としても使用出来ることに加え、薄刃ニッパー程ではありませんがゲートカットにもある程度対応しています。細かい見栄えに気にしなければ、これ1本で十分賄える製品です
最後に
私ががむしゃらにガンプラを作っていた幼少期は、ニッパーのことを考えたことがありませんでした。適したニッパーを正しく使うことがいかに大切なのかを大人になった今気づくことができました。これに関しては、幼かったからいいとかではなく、やるからには道具を正しく使うことが大事だと感じています。
これから、始める方や初めて間もない方にとってほんの少しでも役に立つ内容があれば幸いです
なお本記事では個人的な感想・見解が多いため、
「これは違うよ」「こうしたほうがいいよ」などのご意見ご指摘をお問い合わせもしくは関連記事の方に頂ければ幸いです😉