スポンジヤスリでプラモデルのパーツを磨いてみよう【実践例4種】

プラモデル
フクロ―
フクロ―

プラモデル作製でゲート処理やパーツをスポンジヤスリで磨くことが増えてきたけど、
正しく使い分けたいし節約しながらも使いたいな

ということで
パターンに応じた使い分けや4種類の粗さの仕上がり具合について知っておこう!

★こんな人は見て★
「スポンジヤスリって使い方とかあるの?」
「表面の仕上がりって使うスポンジヤスリでどれくらい違うの?」

忠告!!
必ず作業手袋や防塵マスクを装着して作業すること!!!

かなり細かい粉末が生じるので体内に入り蓄積すると害を及ぼす可能性があります!

こちらでも実践しています。

プラモデルをとりあえずやってみたい人向けの解説【素組み編】
普通につくるだけでも楽しいんだけど、少しでもキレイに作ることが出来たらもっと楽しめるだろうなあ。ということで本やネットで散々解説されている素組みについて、敢えて...

◆適切なサイズに切り取って使おう

大きすぎると余計な部分まで擦ってしまったり、
小さいと作業しづらかったり・・・

「どの部分をどのように仕上げるのか」

それに応じてスポンジヤスリを切り取りながら使用します。

3パターンの実践例を紹介します!

1.大きめに切って使う

主に広い範囲で磨くときのサイズですね。
広く磨けるので凹凸の少ない面などに適しています。

あと、大きくカットすると手に持ちやすいのもいいですね(^^)

▼使用例

大き目にカットすることで、広くまんべんなく磨くことができます。

2.幅1㎝くらいに細く切って使う

僕はこのサイズで使用することが多いですね。

▼使用例

割り箸に輪ゴムで巻き付けます。

こうすることで粉末が手に付きにくくなるから、
作業が少し楽になります。

でも巻き付けるのが少し面倒だから、
そのまま使うことも多いです笑

3.縦横1.5㎝くらいに小さく切って使う

ピンポイントで磨きたい時に有効だし、ちょっとだけ節約にもなります。

▼使用例

割り箸の先端に挟めて輪ゴムで縛る

結構強めに締め付けます。
結構めんどくさいです。

これもあまり手を汚さず作業できるから、ストックしておくと便利ですね。

あと、
3Mのスポンジヤスリは”耐水性”なので、

・水で洗えば目詰まりが少し改善される
・少し湿らせて使うと粉末がでにくい

ちなみに、金属で使用する時には潤滑系の油を併用したりします。

実際の仕上がりはこちらでチェック!

◆プラモデル以外の使用例

これまでプラモデルの用途として紹介しましたが、
スポンジヤスリはそれ以外でも使用されています。

僕は普段、金属加工の仕事をしているので金属部品の磨きでよく使っています

1.金属部品の仕上げ作業にも

僕は、仕事で金属加工をしています。
その仕事のなかで「シール面」とよばれるきめの細かいスジを入れて仕上げる時にスポンジヤスリを使っています。

あとは、金属表面のキズの修正の時にも活用されますね。

アルミプレートにそれぞれ研磨した比較写真

見た目上では違いを比較することが難しいですが、
手触りは「SUPER FINE」➡「ULTLA FINE」➡「MICRO FINE」
の順番に滑らかになっています。

2.金属部品の錆び落とし

金属の錆びを落とすことができます。

スポンジタイプだと平らな面だけでなく曲面にも対応できます。

しかも耐水性なので
潤滑性を高める油と使えたり、
水洗いすると目詰まりも改善できます。

3.ボコボコした木材表面にスポンジの効果を発揮!

平らな木の板であれば通常はサンドペーパーで表面を磨きます。
しかし、小さい材料とか形が不規則な木材は形状記憶力の弱いサンドペーパーはあまり適していません。(折れ曲がったりして使いづらい)

それに対してスポンジヤスリは、
柔らかくて、あらゆる大きさ・形状に対応します。

サンドペーパーは安いから経済的なんだけどね

◆3M(スリーエム)「スポンジ研磨剤」の紹介とそれぞれの比較

【特徴】
・目詰まりしにくく、水洗いも出来るので摩耗するまで何度も使える
・耐水性なので洗い落としながら作業できるため、粉末による汚れの悩みも軽減

【種類】
「⇒~」は主にプラスチック対象とした場合の仕上がり具合を表現しています

  • FINE(#240~320相当)⇒大粗
  • SUPER FINE(320~600相当)⇒粗
  • ULTLA FINE(800~1000相当)⇒仕上げ
  • MICRO FINE (1200~1500相当)⇒超仕上げ

数字(番手)が大きくなるにつれて細かくなります

1.それぞれの用途と磨き実践

●『FINE』

粗すぎるため、私の場合ガンプラでは使用することはありませんが、大きな改修することがあれば・・・

●『SUPER FINE』

主にゲート処理で使用
「ULTLA FINE」の前の粗磨き用として使用することが多い

<実践例>

表面上は粗っぽさは感じられないが手触りが若干ざらざらする

●『ULTLA FINE』

ゲート処理の仕上げ用として使用
その他塗装やスミ入れなど修正する際にも活用できる

<実践例>

表面もキレイに仕上がりツメで引っ搔いてもツルツルしている状態

●『MICRO FINE』

塗装のムラ修正などで使用します
手触りもツルツルに仕上がるのでコンパウンドなどで磨く下処理などでも活用出来ます

<実践例>

磨いたときに生じるスジがほとんどない

2.その他ホームセンタで売っていたスポンジヤスリ

メーカーは違いますが、ホームセンターではこんな商品も販売されていました。

#220相当
プラスチック対象だと粗すぎるため、パーツを全体的に粗っぽくしたいときには使えそう・・

#400相当
「SUPER FINE」に近い番手の磨きの粗として活用できそう・・・

最後に

僕は、この磨く作業が地道過ぎて遠ざけていました。
しかし、ガンプラ製作では様々な工程において必ず必要となる作業であることに気付き、自分自身で確認の意味も含めて今回の解説記事を書きました。

何度も言うようにこの地道で小さい作業がに完成度にも関わっていると信じているので、
これからガンプラを本格的に作っていく方や僕のように挫折しかけている方もこの記事でほんの少しでも役に立つ内容があれば幸いです

尚、本記事には個人的な見解等含まれますので「それは違うぞ」「こうした方いいよ」などのご意見があればお問い合わせもしくわ関連記事にてコメントよろしくお願いいたします!

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