この投稿は趣味に取り組むリアルな風景をストーリー風に紹介しています。「ものづくりが好きな方」「趣味を探している方」「拙い文章を読んでくれる方」ちょっとした時間に読んで頂けたらすごく励みになります。また、アドバイスなどがありましたら是非コメントの方によろしく願いします。
投稿者『ふくろうマン』についての紹介
プラモデル上級者の方々に問いたい
「本格的に作り始めた頃のクオリティってどんな感じだった???」
何を目指すわけでもないが、オレは勝手に尻に火が付く思いであった。
1.一歩踏み出し失望する
ガンプラを趣味として再開することに意気込み、オリジナルカウンターテーブル、それからミニラックなどとDIYの活動に時間を費やしてきた。ガンプラはそっちのけでDIYに関することに熱中してしまったという方が正しいのだが。
肝心のガンダムは、一番最初にギャンを作ってそれっきりであった。「あんだけ懐かしい気持ちで胸一杯になったのに・・・」と二転三転してしまう自分の好奇心には半分呆れてしまう。とはいえ、本格的に趣味としてガンダムを作る準備は着々と進んでいることに変わりはなかった。
2020年ある日の休日、オレは以前ガンダムを購入したデパートに次なるガンプラを求めて車を走らせる。
しかし、その足取りは重く、まるで走りたくもない運動会の徒競走に仕方なく参加させられているような気持ち。
「オレが作ったガンプラなんて誰が見たいっていうんだよ」
「ただの自己満足で終わりだろ」
オレは葛藤していた。
2.かみ合わない「気持ちの歯車」と「現実の歯車」
再びデパートに新たなガンダムを買いに行く前日の夜、次は何を作るか、明日は何を買おうかワクワクしながらパソコンの画面を眺めることに寝食を忘れるくらい夢中になっていた。
しばらくガンプラから離れていたため、今現在販売されているキットをパソコンの画面越しではあるが、眺めることも数年ぶりであり、その画面をスクロールする度にオレの心を躍らせた。
「選びきれないほど種類あるわ!!」
「可動域広そうだしポージングとかもカッコいいわ!!」
「どのシリーズも個性が違うし全部買ってみたいわ!!!」
次々と商品をクリックしては、画像を鑑賞し、また、関連するキットもクリックして鑑賞する。時間を忘れて何度も繰り返していた。
何気なく商品ではなく一般の方が作ったガンダムを画像検索で閲覧してみた。すると・・・目に映るのはどれも一級品の作品ばかり。
「え?なんこれ?」
「売り物じゃないのか?」
市販のキットよりもクオリティの高い作品の数々。作って満足することしかできないオレには、理解することが困難な領域。それもプロではなく一般の方々が・・・
「今のオレの現状って一体・・・」
比べることすらおこがましい思いだった。
なんとなくではあるが、今現在のオレのスキルでどんなに気に入ったキットを購入したところで、作ることすら勿体ない気がしていた。
『ガンダム 作り方』などと検索しただけでも基本中の基本だと思われる技法が多数出てきた。その多数のなかでもオレに備わっている技術は皆無だった。
「オレは一体何から始めればいいのか・・・」
「どこを目指せばいいのか・・・」
出口の見えないトンネルを見つけたような心境だった。
このトンネルには入るべきかどうか・・・
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