この投稿は趣味に取り組むリアルな風景をストーリー風に紹介しています。「ものづくりが好きな方」「趣味を探している方」「拙い文章を読んでくれる方」ちょっとした時間に読んで頂けたらすごく励みになります。また、アドバイスなどがありましたら是非コメントの方によろしく願いします。
投稿者『ふくろうマン』についての紹介
テーブルの支柱をどうするかという課題は、『ソーホースブラケット』を入手したことで一歩踏み出すことが出来た。準備も整い作業に取り掛かってみたが・・・
8・失考による損失と恐れ
その時は知る由もなかった。
「やっぱずっと使ってなかったからパワー落ちてんなこれ」
そう言いながら何度も電動ドライバーを試す。そのうちすぐに満タンにした充電が切れた。
パワーが落ちているというのは全く間違った見解である。
後々知ることとなるが、『コーススレッド』と呼ばれるネジを打ち込むには3.6Vの電動ドライバーではパワーが弱過ぎたのである。
オレが使っていた電動ドライバーは、組み立て式の市販の家具などで本来使用される。市販の家具を組み立てる場合あらかじめネジ締めする下穴が加工されているため、出力が弱くてもしっかり打ち込むことが出来る。
せめて下穴を加工していれば持っていたドライバーを使うことが出来たかもしれないが、この時のオレにそんな知識があるわけがない。
「ふぅ・・」
肌寒い季節のストーブで温まった部屋でオレはびっしょり汗をかきながら、32か所のネジ締めを手動のドライバーでやり遂げた。
手のひらを真っ赤に染め、所々にマメをつくる。
「DIYってつらいな」
8-1 【商品紹介】家具の組み立てなどで使用する電動ドライバー
価格:2,780円 |
価格:1,453円 |
10.8V以上の出力であるDIY用の電動ドライバーは使い慣れていないとネジを締め過ぎて食い込んでしまったりネジ山を壊すおそれもあります。それに比べて比較的パワーの弱い5V以下の電動ドライバーなら必要以上にネジが締め付けられるリスクが少ない。そのため、作業が不慣れな方・女性の方でも市販の家具の組み立て作業において安心して扱える工具になっています。
9.向こう岸へたどり着いて得たもの
丸一日かけてようやくテーブルに必要である4SETの支柱が出来た。
「あと少しだ・・・」
後日、完成という日の目を見るためにオレはいつもより早起きして作業にとりかかる。
あらかじめ用意した2枚のカフェ板を結合する。もちろん手動で。
あとはパッケージの説明写真の通り2×4材を挟み、その上に天板を乗せる。
仮ではあるが完成した。
オリジナルのカウンターテーブル!!
前日の支柱で悪戦苦闘していたこともあり、思っていたよりも早くここまで作業を終えた。
「ちょっと物足りないな」
「色を付けよう!」
塗料を購入するためすぐさま家を飛び出す。
(ちなみに、塗料を選ぶのに2時間くらいかかった。わからないことが多すぎた)
塗装を施すだけでも雰囲気がガラリと変わる。
オレは感動した。
「おう、すげえ・・・」
オレが感じていた物足りなさは色を欲していたのだと実感する。
完成後にガタつきなどを確認すると少し不安定だったため、支柱を端材で補強した
また、天板も上に乗せただけだと動かないか心配だったので、2×4材専用の金具を使って固定した
何はともあれオリジナルのカウンターテーブルが完成した
かかった費用は4000円以下
これが安いか高いかはわからない。記事を読んで頂いた方に問いたいところだ。
作業を終えたのは日の沈みきった夕方頃。一旦夕食を済ませ、また完成品を眺める。どの位置に置こうか、何を乗せようか、これからどうしようかあれこれ考えながら少し離れたり近くに寄って見たりする。寝る前も同じことを繰り返した。
「・・よし・・・」
オレは久しく感じていなかった達成感に浸っていた。仕事などでうまくいった時とはまた一味違う喜び。
お金を出して買っても、満足はしていたかもしれない。しかし、不細工ながらも己の手で一生懸命作ったものには魂が宿る。その魂を磨いていけるように
これからの趣味パートナーとして大切に使っていきたい
それから・・・
プラモデルを作るために用意したオリジナルデスクだったが、私はDIYへ関心が強まりこれを機にDIY路線へと走っていった・・・
今回作製したカウンターテーブルについてレポート形式で紹介
目次まとめ
『DIYに正真正銘初挑戦!オリジナルのカウンターテーブルで自分だけの空間を 第2章』
1.漠然とした願望・欲求・憧れ
2.己の現実とはかけ離れたメディアが発信する流行
3.日常で訪れる異空間
4.夢と希望を乗せた大きな荷物
5.勢い余って張ってしまう見栄とその先の窮状
6.視覚的簡素と実行的簡素の相違
7.熱意ゆえに気付かぬ不足
8.失考による損失と恐れ
9.向こう岸へたどり着いて得たもの
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