「ノートパソコン専用のテーブルが欲しい・・・」
「作業台はいつも散らかってるからパソコン置きたくないな」
というわけで・・・
パソコン使う時だけ展開する
ジョイント式のパソコン専用テーブルを作ってみました!
ドンッ!
・カウンターテーブルとは違った存在感
・パソコンも収納可能
◆作業風景
今回つくるものは、日常的に使う予定のものでした。
だから、イメージ通りに完成させたいと思ったので、一応手書きの設計図を書いてから作業しました。
◆購入または準備したものリスト
⇒「使用部位」 「材料名・商品名称」 「サイズ」 「個数」 の順番
- 脚 2×3材 3ft 2本
- スライドベース 杉材 長さ900㎜×幅100㎜×厚さ25㎜
- 天板 ラジアタパイン耳付き棚板 長さ900㎜×幅180㎜×厚さ18㎜
- 天板の土台 パイン集成材 910㎜×350㎜×18㎜
- キャスター タイヤ径50㎜ ストッパー付き 2個
- 板付きナット M12
作製費 約5500円
手順1.材料を加工する
天板には”ラジアタパイン”の耳付き棚板を採用しました。
この”耳付き”がかわいかったため即採用。
今までのDIYだと木の板をそのままカットして使うだけだったので、材料の角がそのままの状態でした。
だから、見栄えが悪い。
トリマーを持っていればよかったけど、そんな立派な電動工具はまだまだ自分には早すぎる。
Q.トリマーとは?
ー材料の角を軽減させたり、丸みをつけたり、溝加工を施すことができる電動工具。
DIYレベルを上げるために間違いなく必須になるアイテム。
Q.ラジアタパインとは?
ーアメリカ、オーストラリアを産地とする木材。軽くて加工しやすい材質だが、耐久性が低い。
耳付きの板
今回なんと
生まれて初めて丸ノコを使いました!
今までの記事を読んで頂いた方はご存じですが、
僕は今まで木材を電動ノコギリのみで加工していました。ありえないよね。
丸ノコは、真っすぐ切れるし、正しく使えば狙った長さにカットもできる。
もうこれだけで感動しましたよ。
似ているサイズの材料もあったので、
加工した後でわからなくならないよう番号で印をつけて区別できるようにしました。
以外にこういうの大事かも。
手順2.それぞれの部位を作製する
組み立てする部分は大きく分けて、
「天板」・「天板を乗せる脚」・「スライド台」の3つ
「天板を乗せる脚」
この部分は足置きベンチの要領で作製しました。
使用した材料は2×3材。
⇒足置きベンチの作業風景
「スライド台」
スライドさせる部分は、写真1のように幅の違う板を重ねる
あとは天板の幅に合わせて加工した板を組み合わせる
⚠板を重ねるときの寸法に注意した
⇒組み立て後、高さがバラつくと天板を乗せたときにガタつく
<スライドレールという選択肢>
ホームセンターには、棚を設置する時に用いられる”スライドレール”という製品も売っており、それを使ってスライドさせることも考えました。
しかし、木材の寸法や設計が間違っていると不具合が起こりやすそうだと判断したため、今回は比較的簡単な機構を採用しました。
まあ、とにかくスライドレールは僕にはレベル高すぎや。
「天板」
天板の土台となるパイン集成材に耳付き板を裏からネジ締めする。
天板の耳の部分が土台よりもはみ出るようにしたことでベースが隠すことができた
ちょっとずつだけど、こういった外観にも気を使えるようになってきましたね。
~天板取り付けまでの流れを手順3にもう少し詳しくメモしておきます。
手順3.各パーツの組み立て
これまで作製した「天板」「天板を乗せる脚」「スライド台」の3つのパーツを組み立てていきます。
ちなみに上の写真は天板のベースのみ支柱と組み立てた状態です。
実は、既にこの時点でほぼ組み立ては完成。
不安定な作業であるため、写真のようにクランプしながらビス打ちを行う
あとは裏から天板をビス打ちする
テーブルの表面からネジ締めしないように取り付けした
⇒ネジ穴などでボコボコしていると書き物もし辛くなる
実用性を考慮したビス止め方法です!
手順4.キャスターを取り付ける
キャスターを付けるために板付きナットを使用しました。
ナットを埋め込む方法?もあったようですが少し難易度が高そうだったのでやめました。
板付きナットを使う方法が低級者の僕にとっては、一番簡単そうでした。
使用したキャスターは、
ストッパー付き、高さが調整可能なタイプの製品です。
高さが調節できるから、多少のガタつきを改善できる
手順5.水性ウレタンニスで塗装する
「やっぱり手入れして長く使いたい」
「水拭きしたい」
「きれい好きってわけではないんだけどね」
ってことで水性ウレタンニス(和信ペイント)で塗装しました。
ローズというカラーがすごく高級感に溢れていてよかったです。
水性ウレタンニスは5回重ね塗りした
ニスは正しい手順で何度も重ね塗りすることで色味や光沢も増します。
<水性ウレタンニスの理由まとめ>
- 耐久性アップ
- 水分を弾き、汚れも拭き取ることができる
- ツヤツヤになる
- 重厚感アップ
5.完成!
やはり若干のガタつきはありましたが、最後にキャスターの高さを微調整して改善しました。
”耳”がはみ出るようにしたことで天板ベースがしっかり隠れました。
スライド台はパソコンを収納出来るように設計
結構うまくいった!
【主な購入品紹介】
1.”耳”がついているだけで可愛らしい印象を持たせる『耳付きラジアタパイン』
耳付き棚板 マツ科 ラジアタパイン集成材 木製台 ブラケット15cm~18cmの棚受けにぴったり 価格:2,530円 |
耳付き 棚板 13cm棚受けにぴったり 優しい木のぬくもり感じる ラジアタパイン 価格:1,980円 |
板を切断しただけの木材と違い、木からそのままくりぬいたような印象を持たせる『耳付き』の集成材です。棚板として使う場合も、板の角が取れて波目形状にトリムされているため軟らかい印象を与えデザイン性も感じられます。DIYにおいて天板や棚板の材料に悩んでいる方におススメです!
2.高品質・重厚感を再現 和信ペイント『水性ウレタンニス』
ニッペホームプロダクツ NIPPONPAINT 【ワシンペイント】 W水性ウレタンニス(ローズ) 300ml 価格:2,068円 |
価格:883円 |
私の中では、「高品質の水性塗料」と言えば和信ペイントが定着しています。特に「ローズ」が気に入っています。
油性塗料と違って1,2回程度での仕上がりは難しいですが重ね塗りするにつれて高級感も増します。お気に入りの家具やDIY作品の塗装におススメです!
◆作業レポート
コメント(よかったことなど)
―『作製背景について』
部屋にパソコン用のテーブルを増やすスペースがなかった。
そこで、元々あるカウンターテーブルにもう一つテーブルを連結させ、未使用時は閉まっておけるようなジョイント式のテーブルを考案。
―『水性ウレタンニスを使用してみて』
水性塗料と違う点は重ね塗りが必須であることと、光沢のある仕上がりになること
今まで使用してきた水性塗料の場合、基本的には1、2回の塗装で着色が可能であったが、ニスの場合重ね塗りを行うことで本来の特性が発揮される。
塗装に費やす時間は増えるが、その分長く使えそうであることと、水性塗料では再現できない光沢感がより完成度を高める。
全てニスを使用するのは困難だが、目立つような部位でこれからも活用していきたい。
―『パソコンが収納できる設計』
ノートパソコンが収まるようにスライド台を設計した。
不格好ながら、ゆったり収めることが出来たが、マウスの高さも考慮していたため、想像よりも大きめになってしまった。
反省・改善点
- 思ったよりもスライド台が高さが増してしまった
- 実際にスライドさせたが、滑らかさが足りなかったため”敷居スベリ”を追加
- 可動域が定められておらずどこまでもスライドしてしまうため、ストッパーを追加