ワインラック~1500円の一枚杉板で作った深みのある仕上がり~【No.52】

本棚・棚・ラック/DIY作品集
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作業写真~Works Scene~

フクロ―
フクロ―

作業中の写真や文章で作業の流れをイメージしてもらえたらうれしいです

適当にスクロールしてみて下さい!

画像はCLICKして拡大できます

準備したもの
  • 杉板 W180×L1800×T14㎜

この杉板めっちゃ木目がキレイだわ~

使用した工具
丸ノコ/ノコギリ/インパクトドライバー/ドリルドライバー/ノミ

材料カット

丸ノコでサクッとカット。
材料寸法は次の画像の通りです。参考までに

相欠きの材料

材料寸法は収納する瓶の径や、使用する板の厚みによって変わります

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相欠き

「相欠き」とは?
木材の接合する部分を半分ずつカットして組み合わせる技法のこと。
上手ければ接着剤やビスも使わず頑丈に接合することが出来る伝統的な技法です。

紙を使って板の中心に印を付ける

組み合わせた時の凹凸が少なくするために、なるべくしっかり板の幅の中心に印を付けて加工したい。

相欠き継ぎ
中心線のイメージ


そこでボクが使ったのは一枚の紙きれ。

次の手順で幅中心に印を付けます。

①板の幅と同じサイズに折る

②「①」の紙を半分に折る


③「②」の紙に合わせて差し金ストッパー調整

この簡単な作業である程度正確に板の幅中心を見つけられます。

丸ノコスライド+手ノコ+ノミで加工

相欠きを行う材料によって最適な手法は様々でした。

例:ドリル+ジグソー+ノミ

今回は、

①隅部に予めドリルで穴あけ
②自作した丸ノコスライド台を使った丸ノコ加工で途中まで加工
③手ノコで丸ノコが入らない残りをカット
④ノミで切断

という流れで行いました。


以下の画像で作業の流れを参考にしてみて下さいね。

①隅部Φ4で穴あけ

相欠き継ぎ

②丸ノコで途中まで加工

③手ノコで残りをカット

④ノミで切断

最後にノミを使ってそぎ落とします。

少しずつ砕いていくようなイメージで行います。

最後に軽くヤスリで面を整えたら完了です!

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大入れ組手の段加工

底面の部分は、「大入れ組手」で繋ぎ合わせます。

トリマーのストレートビットで3㎜ほど彫り込みました。

相欠き継ぎでワインラック
段の加工の様子

組み立て

相欠き継ぎで組み立てて、最後に底板を付ける流れです。


少しきつめに加工してあるので、ゴムハンマーなどで叩きながら組み立てます。

相欠き継ぎでワインラック
相欠き継ぎ後


底板はビス止めしました。
あらかじめ大入れ用の加工を施しているので位置決めは簡単です。

これで組み立ては完了です。
最後に好みの色に塗装していよいよ完成です!

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塗装

これ、前から気になってました。

水性なのに深みを表現するSOLID COLOR

水性のホイップのような固体でティッシュやウエスなどで刷り込みながら簡単に塗装できます。

実際に使ったボク感想は

準備したもの
◎ツヤなしの深みのある風味
◎ヴィンテージ感
〇乾燥時間が短い
△少しムラができやすい

ワックスよりも深みがあって、ヴィンテージ感が強めな印象でした。
しかし、乾燥が割と早いためのでキレイに拭き取りながら塗装しないとムラができやすいです。

店頭などで中々見つけられなかったのでネットで購入してみるのもいいかもしれませんね!

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完成!

というわけでワインラックが完成しました!

うん、イイね!

いつの日かワインセラーを夢見て、

今日はこのワインラックで愉しみます。

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まとめ~Summary~

ワインのストックが増えてきたので、「ワインラック」を作って収納してみました。

塗装で使用した「SOLID COLOR」によってヴィンテージ感のある仕上がりになり、インテリアとしてもすごく気に入った作品になりました。

また、今回の主な作業としては「相欠き」という技法に挑戦しました。
この作業でボクが使った工具は、

ドリル+丸ノコ+ノコギリ+ノミ

この4つに加え、丸ノコ加工では自作の丸ノコスライドを使用しました。

ワインだけでなく、ビン類または筒のような形状でも活用出来そうなので、是非試してみて下さいね!

フクロ―
フクロ―

これからもお互いDIYを楽しみましょうね!!
せばな!

なぐり書きメモ

・いつかはワインセラー
・違うパターンのワインラック作製