【ガンプラに奮闘する物語】ユニクロの限定ガンダム~たかがおまけ?されどおまけ?第6章その1

プラモデル

この投稿は趣味に取り組むリアルな風景をストーリー風に紹介しています。「ものづくりが好きな方」「趣味を探している方」「拙い文章を読んでくれる方」ちょっとした時間に読んで頂けたらすごく励みになります。また、アドバイスなどがありましたら是非コメントの方によろしく願いします。
投稿者『ふくろうマン』についての紹介

最近、よく見かける『○○コラボのガンダム』『○○限定のガンダム』『○○バージョン』などの非売品もしくは期間限定で販売されているガンプラ。最近でいうとオリンピックバージョンのガンダムも販売されている。オレはあまり手を付けたことがないが、キットとしてどれほどのものなのか。気になったり気にならなかったり・・・

1.無縁の魅力、コラボキャンペーン

2020年の梅雨の季節。夜は冷えることがあるが日中は外にいるとジメジメしていて、外での作業はいっそう不快感を感じさせる。そのためDIY関連の作業を外で行うときは、適当な半ズボンに適当な半袖というスタイルだ。少しの用事でコンビニに行くときも同じ格好をして出かける。

自宅でテレビを観ていたらあるCMが目に入った。『ユニクロ×ガンダムのコラボキャンペーン

1500円のTシャツ2枚購入で1体ガンダムかザクが貰えるというキャンペーンが開催されていたのだ。

「コラボっていったっておまけだろ」

3000円も出しておまけを貰うくらいなら2000円で欲しいガンダムを買った方がいいという思考が働いていた。
ましてや、ガンダムのTシャツなんて今ブームが到来しているだけにミーハーっぽくて恥ずかしいとすら感じていた。

とは思いつつ、一応Tシャツの種類をスマホで確認してみた。

「結構シンプルなやつもあるんだな!」

「百式はちょっと派手だなあ・・・」

恥ずかしがり屋のオレにとって、よそ行きとしてはエッヂが効きすぎているデザインが多かったが、シンプルなデザインでホームセンターやコンビニに行くくらいなら丁度良さげなものもあった。

「作業用で多少汚れてもいいようなTシャツもあってもいいかもな」

というわけで作業時に着るためTシャツとしてコラボTシャツを買うことを決め、おまけのガンダムは練習用として作ることにした。

早速週末に近くのユニクロへ向かった。

2.青春の終盤、回想

余談ではあるが、オレの普段着はアニメが描かれたデザインを身にまとうこともなければ、柄の付いている服を着ることもないのだ。基本的には無地のコーディネート(コーディネートと言える服装に値していないが)。これがオレのポリシーでもあった。

そんなオレがアニメのキャラクターなんかが付いている服を買うということ自体気が引けてしまう行動だが、

「ガンプラが欲しくて仕方なくTシャツも買ってるだけ」

と自己暗示をかけて入店した。

店内に入るとすぐにコラボTシャツを見つけることができた。あらかじめスマホで購入するデザインも決めており、あとは、サイズを選んでレジへ持っていくだけ。のはずだったが・・・

「百式とユニコーンもかっこいいな」

実物を目の当たりにするとオレの心が揺らいでいた。単純に、ガンダムがプリントされたTシャツがカッコよく見えていたのだ。

オレは10分くらいは迷っていた。いつも買う服で迷ったことないのに・・!

普段着用することを考慮して、なんだかんだで白・黒のシンプルなものを1枚ずつ選択した。

そしてお会計のためレジへ持っていく。その時の担当スタッフはオシャレで自分より若そうな女性の方。
会計を済ませから、ハキハキとした明るい口調で『ガンダムとザクどちらになさいますか!?』と聞かれ、オレはカッコつけた少し低い声で

「ガンダムで」

と答えた。そこから急にオレの心拍数も上昇していく。まるで、初めてビデオレンタルショップでアダルトビデオを借りた時のような気持ち。

「もしかしたらこの店員さんにダサいとか思われてるかもしれない」
「カッコつけるんじゃねえ」

様々な感情が巡ってきたが、

「いや、最近は女性にもガンダム人気あるからこの人ももしかしたらガンプラ作ってる可能性もあるな」

頭の中でポジティブ思考に変換する。

無事にユニクロコラボガンダムを入手することができ、店を後にした。

帰宅してからTシャツを試着して、鏡の前で確認してみた。

「こいつ・・・着れるぞ!コンビニだけじゃなく普通に街を歩けるくらい馴染むデザインだ!」

と、すぐに気に入った。

あとは、一番のお目当てのおまけガンプラも確認してみる。

「え?これがおまけのプラモ??中身市販のやつと変わらんやん!」

次回投稿に続く

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