『玄関ベンチ』~作ってみたら玄関の雰囲気が変わった【No.10】

DIY Works
フクロ―
フクロ―

「玄関にベンチがあると便利だな・・・」
「玄関の雰囲気も変えたい!」

ということで・・・
玄関に置くための

カッコイイベンチを作りました!

ドンッ!

これめっちゃカッコイイ

★今回の作業ポイント
・圧迫感のないデザイン性の追求・長く使える耐久性
・強度を考慮した設計
・玄関に馴染む、存在感のある色合い

◆作業の風景

実際に材料を準備するところから完成までの流れを『作業風景』として紹介しています。

とりあえずクソ設計図。

◆購入または準備したものリスト

⇒「使用部位」 「材料名・商品名称」 「サイズ」 「個数」 の順番

  • 座面 2×4材 6ft 5本
  • 脚 2×3材 6 ft 2本
  • 塗料 ワトコオイル 色:ウォールナット
  • 塗料 水性塗料 色:黒

材料費 約4000円程度(塗料抜き)

手順1.材料を加工する

全ての木材を丸ノコで加工しました。
まだ数回しか丸ノコを使っていませんが、結構使い慣れてきた気がします。

電動工具は使い慣れた頃もケガに注意しよう!
車の運転と同じだね!

備考:カットした材料の長さは2㎜くらいの誤差でも完成時に支障がないものとする。
設計したベンチの長さが6ftで丁度よかったため、購入した長さのまま使用した。

<脚の長さの違う設計について>

玄関の段差を跨るように配置するため、脚の長さが異なる設計となった。

手順2.脚を作る

2×3材を上の写真のようにジグザグに重ね合わせ、ビスで固定します。

2×4材ではなく2×3材を採用した理由は、
脚の太さが一回り細い方がスマートに見えると思ったからです。

やっぱり人間も同じで足が太いとどっしりして見えてしまうもんです。

なので重量を考慮して、必要以上の強度になり過ぎない材料選択をしていきたいですね。

固定したときにズレると凹凸が生じてガタガタしてしまうので、
そうならないようにクランプしながらビス打ちしました。

追記:この時はまだ、「下穴加工」という大事な作業を行っていませんでした。

ツーバイ材と同じ厚さの端材をスペーサーとして活用しました。

下になる方がバラつかないように1枚組み合わせるごとに差し金をあてて、直角を確かめながら組み合わせていきました。
ここがバラつくと完成したときのガタつきの原因になる。

まあ、後々気が付くけど多少のガタつきならリカバリーできるんだよな。

それと、ここで頑張っても材料が反ったりしてるから結局修正しなきゃいけなくなるんだよな。

当時はまだそんなことをつゆ知らず余計なところにばかり注意を払っていた気がします。

DIYあるあるです。

てなわけで、結構苦労してやっとか脚完成しました。

でもオレ気付いたんだよな。

こうやってさあ
「ここで苦労したけどできました!」
みたいなこと書いても、この記事を読む人はいないことに(泣

写真だけでも誰かの目に入ってくれていることを願います・・・

手順3.ワトコオイルと水性塗装で塗装する

◎脚:水性塗料 (黒つや消し)
◎座面:水性塗料 (黒つや消し) + ワトコオイル(ダークウォルナット)

結構な頻度でブラックの塗料を使っているけど、
ブラックってメーカーで仕上がりに違いがあるのかな?

まだ経験値が足りてないから比較できないけど僕は、
値段が安い黒の塗料を使っています。

ブラックって品質に左右されるの?

大きい材料の塗装は、スペースを大きく取るから乾燥させる場所が難しいんですよね。
僕の実家も広いスペースを確保できないし、アパートの方も頭抱えそうだな。

ビニールシートや新聞紙を広げてあらかじめ乾燥させるスペースを確保しておきたい。

狭い場所での塗装作業は・・・

油性はもちろんだけど、水性塗料でも少し窓を開けるくらいの換気も忘れずに

それぞれ2本ずつ、『水性塗料の黒』と、『ワトコオイルのダークウォルナット』で塗装しました。

『ワトコオイル』の臭いは嫌いじゃないけど、油性だから2日間くらいは臭いが残りました

嫌いじゃなかったけど。

手順4.座板を取り付ける

上の写真の矢印の方向からビス打ちしたかったけど、狭くてドライバーが入らず断念。

とりあえずこんな感じ。

ガタつきなども修正しながら両端の2本を取り付け。
(修正内容⇒ビスの打ち直しなど)

次に、残りの2本をはめ込みます

2×3材で支柱のパーツを作製したので、
同じ厚さの2×4材がうまくハマるようになっています。

そのため、ビス打ちはせずに木工用ボンドをつけて、ハンマーで叩いてはめ込みました。

完成!

んーいいね!

ガタつきを気にしながら組み立てたつもりだったけど、
そもそも材料がねじれてるからリカバリーは必須でした!

ぜひ、ベンチ設置前後を比較してみて下さい!

雰囲気変わるし片付いてみえますよね?

ベンチを設置することで実用性だけではなく、
収納までとはいかないが散らかっていた状態がスッキリした


【主な購入品紹介】

3.お気に入りの作品に味わい深さを『ワトコオイル』

ワトコオイル 200ml WATOCO 油性塗料 木部用塗料 オイルフィニッシュ オイルステイン ダニッシュオイル 木材専用 木材着色 DIY 亜麻仁油

価格:1,540円
(2021/6/23 22:49時点)
感想(0件)

ニッペホームプロダクツ ワトコオイル 1L 全7色 WATCO 木材専用オイルフィニッシュ DIY 屋内木部用

価格:2,890円
(2021/6/23 22:48時点)
感想(0件)

木目調をより際立たせてくれる『ワトコオイル』
私の場合、オイルフィニッシュ自体難しそうでかなり敬遠しがちでしたが、水性塗料とほとんど同じ要領で塗装してもしっかり着色し、木目の味わい深さも引き出せました。あまり使わないと思って200mlの容量を購入しましたが、気に入って、他の家具にも多用してしまいすぐに使い切ってしまいました。使う頻度が多いとわかっていれば1L~の容量で購入することをおすすめします。

◆作業レポート

コメント(よかったことなど)

―『作製背景について』

DIY作品を閲覧していく中で、玄関に設置された”ベンチ”に惹かれたというのが一番の動機。ベンチといってもデザイン的にも優れていて、玄関にあっても馴染むような色合いに仕上げられた作品が多かった。ここ近年の住宅ならば割と多く見受けられるが、ちょっと前までは玄関にベンチを置くという発想自体がスペース確保の時点で後ろ向きであったのかもしれない。

―『美的観点・耐荷重を考慮したデザイン』

素人の私がデザインなんて口にするのはおこがましい話だが・・

実際に玄関に置いた時に「圧迫感がないか」「重さに耐えられるか」「オシャレか」といった点を考慮して設計した。

座面が透けて奥行が見えるようにすることで圧迫感を軽減。材料を”横”ではなく”立てて並べる”ことで、負荷がかかった時に沈んで木材が割れたりしにくい設計にした。

オシャレという観点では、本音はもっと「あーしたい、こうしたい」というデザインがあったが、私の技量・道具では限りがあると感じた。結果的には自分なりに結構気に入ったデザインになった。

『色合いについて』

設計と同様に、塗装したときの色合いも存在感に影響する。「あまり強調したくない」でも「味わい深い雰囲気で馴染ませたい」と考え、黒とワトコオイルのダークウォルナットで塗装した。

黒は、玄関周辺のフレーム?みたいの部分が黒だったためそれに合わせた。そして、味わい深い雰囲気といえばオイルフィニッシュ。初めてオイルを使用したが、いつも使用していた水性塗料と違って、木目がくっきりと浮かびあがり木の温もりとビンテージ感が出て、理想の仕上がりになった。

改善・反省点~ここが不出来だった、次はこうしたい

  • 最終的には多少のガタつきが生じてしまった
    ⇒シリコンやスペーサーの代わりになるもので改善?
  • オイルのみだと保護作用がないため、ワックスなども併用する必要があった。
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