【ガンプラに奮闘する物語】ユニクロの限定ガンダム~たかがおまけ?されどおまけ?第6章その3

プラモデル

この投稿は趣味に取り組むリアルな風景をストーリー風に紹介しています。「ものづくりが好きな方」「趣味を探している方」「拙い文章を読んでくれる方」ちょっとした時間に読んで頂けたらすごく励みになります。また、アドバイスなどがありましたら是非コメントの方によろしく願いします。
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前回(第6章その2)

市販されている”HG”さながらのキットの内容に感動し、作ることが楽しみなっていく。しかし、なにをするに置いてもなかなかエンジンがかからず、ダラダラと時間だけが過ぎていくオレの趣味。始めればなんだかんだ手は動くのだが・・・

4.足踏みから抜け出す第二歩目

接着剤も十分に乾燥し週末を迎えた(乾燥は丸1日で済むのだが)。日中は予定があったため、夜に合わせ目を消す作業を行うことになった。

晩飯を済ませてから夜の7時に作業を開始した。

キットを広げたテーブルを前にして、眺めながら少しためらうようにして一服する。

「っふうー」

ヤスリを手に取り、溶着部分をヤスリ掛けしていく。少しずつ丁寧に。

方法はというと前回の旧ザクと同じやり方。他にも合わせ目消しの方法を探ってみたが、今のオレが準備してできるのはこの方法くらいだった。

初めて合わせ目消しを行った様子の話
『ウェザリング?合わせ目消し?安価の旧ザクで心置きなく練習する』

パーツの一部に何分も費やしながら手作業で合わせ目のスジを無くしていく。ようやく脚や腕の主要部分を終えたと思えば、すでに3時間経過しており、ふと気が抜けると眠気も襲ってきた。

「続きは明日か」

もうキットは完成しているのにそこから何時間もかけて仕上げていくというオレにとっては不思議な感覚でもある。ゴールしてから足踏みしている感覚だ。それでも経験は浅くとも少しずつこの感覚には慣れつつあり、無心になって机に向き合えた

費やしたい時間ほど見た目に変化があったわけではないが、とりあえず”やった感”は自分なりにあったのだ。これが手応えというのかどうかは知らんが。

その日は、ぐっすりと眠りにつく。

5.低い段でも上がるだけで視野が少しは広くなるということ

次の日、天気は悪く、外でのDIY活動ができなかった。オレは迷うことなく昨日の続きに励むことにした。

オレは、天気が悪くて外で作業ができなくても、日中通して家の中にいることはほとんどない。基本的にはパチンコをしたり、車でブラブラしていることが多い。だがこの日は珍しく家でガンプラの作業を行っていた。

午前10時、軽く朝食を済ませた後、前日の合わせ目を消す作業を再開した。

少しずつコツも掴みはじめて、思っていたよりも早くひと段落というところまで終えた。

ここからスポンジヤスリで仕上げていく。

この作業も実に手間がかかる。オレの場合はホームセンターで手軽に手に入ったスポンジヤスリを仕上げとして使用しているが、とにかく手が汚れる。細く切ったスポンジを手作業で細やかにこすり上げていく。この時に生じる粉末が非常に厄介なのである。作業用手袋を着用してみたが、邪魔でしっくりこない。さらにキレイにこすらなくてはならないので数センチのスジでも数十分かかっていまう(オレの場合)。時期に集中力もなくなり飽きてくる

さすがに丸一日この作業をやっていられるほどオレは、インドアな体質ではないため、また一週間くらいに分けて進めることにした。

一週間にわけるとは言っても、残業で帰りが少し遅くなった日にはそんなやる気は起きず、早く帰った日くらいに根気を振り絞って、30分くらい行う程度であった。

そんなこんなで丸一週間地道に行い合わせ目消しの工程を終えた。

1回目の旧ザクでの反省もあり2回目のユニクロガンダムの合わせ目消しはそこそこうまくいっていた。

それなりの達成感も感じられたが、オレの性根は正直で

「割に合わねえな」

と強く感じていた。

またひとつ工程がひと段落し、片付けながらそれまであまり気に留めてはいなかったデスクの上やその周辺に目が行く。

「粉まみれや・・・」

知らず知らずのうちに作業中に発生した粉末や小さいゴミなどで汚れていた

ここでひとつ学んだことがある。

「風呂上りはやめた方がいいな」

Hier und jetzt endet leider meine Reise auf Pixabay aberによるPixabayからの画像

次回投稿に続く

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