
作業の流れ~Works Scene

作業の流れをサクッと紹介します
作業開始日:2025/7/5
作業時間:5日間
材料:90×90(杉材)、杉2×4材、杉KD 30×100、野地板(杉)SPF 2×4材
使用した工具:丸ノコ、インパクト、ドライバドリル、ミニサンダー、ジグソー、トリマー、ノコギリなど
・画像はCLICKして拡大できます
・各工程の見出しをタップ/クリックで開けます
・PC表示推奨
・手順は多少異なります
作業時間は5日間となりますが、期間にすると約3週間程かかりました。
どうしても土日の休日でしか作業出来ないのが痛いですね。。。
材料カット
丸ノコでどんどんカットしていきます↓


90×90の材料も165㎜の刃でカットできます↓

90㎜切断できる丸ノコって持ってる方なかなかいないと思います。
材料をひっくり返して切り込みを入れることで切断能力よりも厚い材料をカットすることが切断できます↓


切断能力65㎜の丸ノコで厚さ90㎜の木材をカットする様子はこちら↓
縦挽きで材料の幅を揃える
丸ノコベンチスタンドを使って縦挽きを行います。今回の目的は以下の通りです。
・材料の幅を揃える
・狙った寸法に仕上げる


また、ボクの作業では以下の3つのような理由で、頻繁に縦挽きする機会があります。
・材料の幅はほとんど不揃い
・材料の曲がりを除去
・設計したサイズに調整する
丸ノコだけでも一応可能ですが、丸ノコベンチスタンドを持っていた方が安全だし作業がかなりスムーズです。
この作業マジで注意!丸ノコの刃が上向きで加工する場合は絶対に指を刃に近づけない!!
丸ノコベンチスタンドのスライダー治具を作製
以前購入した「丸ノコベンチスタンド」のスライドさせる付属のガイドがあまり使い物にならなかったので、円滑にスライドさせる治具を作りました↓


これを作ることで次に紹介する「十字相欠き」の加工がかなりスムーズになります。
作り方はこちらで紹介してます↓
「丸ノコベンチスタンド」について紹介した記事がこちらです↓
紹介してたボクが使っている丸ノコベンチスタンドです↓
平行ガイドの精度は良かったですね。
長さ600㎜の木材を縦挽きして、誤差が0.1㎜ほど
スライドガイドは角度も変えられますが、、、ん~、、、おまけ程度に思って頂けたら。
十字相欠きの加工
「座る部位の骨組み」「脚」「軸と脚の結合」この3か所で十字相欠き組みを行いました↓


先ほど紹介したスライダー治具を使うことでかなりスムーズに加工できます↓

絶対に失敗しない丸ノコ刃の突き出し調整方法でバッチリ仕上がり↓

肘置き関連のパーツ加工~組み立て
角度切りや大入れ組みの作業を行い、肘置き周辺のパーツを作製します。


45度カットもできる直角ガイド(シンワ)で角度切り↓


直角ガイドで加工できる材料の長さには限界があるので、短い材料は自作した丸ノコスライドテーブルで加工します↓
再び、スライダーを使ってフレームの大入れ組み加工↓


その後、ノミやヤスリを使って加工面を整えます。
丸ノコベンチスタンドのスライド治具を使ってスムーズな大入れの加工ができました。
またまたスライダーを使って肘置きに円弧加工をしてみました↓


何度も角度を変えてスライドさせることで、円弧の加工ができます。
サンダーなどで面を整えるとさらにキレイに仕上がります。
大入れ組みは軽くハンマーで叩いて組める寸法に調整しました。
木工接着剤とビスを併用しながら大入れで組みます↓


肘置きをダボでつないで完了↓

座る部位のフレーム
座板やフレームの加工~構築まで紹介します。
野地板を丁寧にサンディングして、片方を45度でカット↓


十字相欠き組み後、M20を挿入する穴の加工↓
1.Φ4ドリルで穴あけ(Φ35ボアビットとΦ21ドリルのガイド用)
2.Φ35ボアビット
3.Φ21ドリル
4.ボルトがハマるようにノミでさらう




フレームを組み立てます。
2種類のコーナークランプを併用して、正確な位置決めとなるべく直角になるように固定↓

「コーナークランプ」はそれぞれ2つ以上持っておくと便利です。4つ持っておくと「額」のような枠などでも活用出来ます。
「SKC-5 ワンタッチコーナークランプ」は固定というより、仮止めという感覚で使用するイメージです。
ポケットホールジグもあると便利です↓


斜めにビスを打てる治具です。
真っすぐよりも斜めにビスを打つことで強固に固定されます。
さらに、斜めからビス止めが可能になるので、木材の連結方法の幅が広がります。
2×4材に適した仕様ですが、ストッパーの調整によっては多少サイズが違っても対応できます。
また、DCMのポケットホールジグは他のメーカーと比べて安価で販売されてます。
使用上も全く問題なく個人的にかなり重宝してます!
座る部位の骨組み完成↓

座板、肘置き、背もたれの組み立て
コーチスクリューを使って固定。
通常のビスよりもかなり強く固定できます↓


両側の固定が完了↓

座板を張り付けます。
見映えを考えて真鍮の釘を採用しました↓

中央は、後にM20の長ボルトを挿入してから張り付けます。
‘すのこ式’で背板を設置します↓


あとはひざ裏の一枚板を取り付け。
デザイン意識して取り付けてみたけど、機能性はあまりないかも↓

座る部位がひとまず完成↓

脚のパーツ~組み立て

脚のパーツ作製の流れ
1.縦挽き(幅決め)
2.相欠き用の溝
3.角度切り
4.トリム
幅90の杉2×4材を縦挽きで75㎜にします↓

相欠き組みの加工をします↓
‘座る部位‘のフレームと同じ要領です。

丸ノコベンチスタンドのスライダー治具を使って角度切り↓
材料はスライダー治具に両面テープで貼り付けます。

幅決めで余った材料を使ってキャスタージョイントも作製↓

十字相欠き組み↓

以上で脚のパーツ作製から組み立てまでが完了です。
軸の構築
「脚」~「柱」~「座る部位」をつなぐまでを紹介します。

脚と柱を一度組んでからΦ21ドリルで貫通させます↓
Φ21ドリルの全長が足りないので、一度「柱」を外して途中からまたドリルで加工しました。

M20の長ボルトを挿入↓

直交ミニクランプを軸(M20)のガイドとして使用↓


直交クランプや自在クランプと呼ばれるものは、単管で足場を組む時などに使われる金具のこと
※ミニクランプで足場を組むことはできません
「座る部位」にⅯ20長ボルトを通してナットで固定↓


中央の座板を固定↓
中央2枚の座板に、ナットのスペース分を逃がす細工をしてます。


以上が「脚」「柱」「座る部位」を繋いだ手順です。
塗装
組み立て前に塗装を行ったパーツ、組み立て後に塗装したものもあります。

使用した塗料はワトコオイルのドリフトウッド

ヴィンテージ感ある仕上がりです。
ボクはこの色気に入ってて頻繁に購入してますが、品切れの時が結構多いです。



完成写真の方でも仕上がりをチェックしてみて下さいね
その他の残りの作業
キャスター取り付け
ボール型のキャスター採用↓
価格はよくある通常のキャスターよりもちょっとだけ高め。
高級家具とかに採用されているらしいです。


肘置き受け
強度が不安だったため肘受けに補強材を追加しました↓

というわけで完成しました。

構想から設計で何日費やしたかわからない。
本当にできるかどうかもわからなかった。
そんななかで取り組んだこのデスクチェア。
使い心地、使い勝手はさておき、とりあえずイメージが形になった達成感で溢れています。
まあ、強いて言うならば、、、
使い心地は悪いです(笑
回転や移動の動きもイマイチで使い勝手も悪いです(笑
今は、完成した充実感に浸り。
今後改善するか、作り直してリベンジするか考えていきたい。
ここまできたら、絶対に完璧なデスクチェアを目指す。
まとめ~Summary~
木製の本格的なデスクチェア作製に挑戦しました。
この作品の主なポイントは以下の内容です。
・構想/設計に何日も費やしたデザイン
・回転や高さの微調整も可能
・あぐらをかけるくらいゆったり設計の座面
・ドリフトウッドを使ったヴィンテージ感ある仕上がり
・ほとんど杉材で作製
主な作業内容は
・縦挽き
・スライダー治具を使った相欠き加工、角度切り
デザインにこだわった分、作業内容も濃く新たな作業や発見もある内容となりました。
また、改善点もいくつか見つかっており、後々改善していきたい。
リベンジとしてまた作ってみるのもありだな。

これからもお互いDIYを楽しみましょうね!!
せばな!



