DIYを始めた人は絶対に知っておくべき!良品材料の見極め方

DIY入門向け

まず初めに下の写真を見てください。

材料の選定

・・・

どう思いましたか?

ここで何か違いをすぐに感じることが出来れば、
あなたにとってこの記事は無意味です。

しかし!

「ただ2枚の板を重ねて持ってるだけ」

と思った方にとっては、
ほんの少し役に立つ内容になるかもしれません。

実は四角に囲んだ部分に隙間ができていました。

材料に「反り」「ねじれ」が大なり小なり生じてしまっている状態です。

材料の選定
隙間ができている部分

・・・だからどうした?」

つまり、

材料を選んだ時点で、これから作るあなたの作品に影響があるかも

絶対ではなくあくまでも可能性です。

まず第一に、
全く同じ材料は絶対にありません。

同じ種類の木材でもちゃんと確認すると「色味・反り方・ねじれ方」それぞれ個性があります。

欠陥とかではなく「個性」という認識です。

もちろん使用用途によってですが、
特に「反り・ねじれ」が著しいと、
材料選択の段階で作品がうまくいかない方向に向いているかもしれません。

ということで、

材料選択の方法も含めて、
僕が知っていることをに写真や動画を交えて紹介します!

材料が悪いとこうなるよ

まずは僕の失敗作をご覧あれ

木材の品質を気にせずに購入して失敗しました。

杉スリットベンチより

これがガタつきの原因になってきます。
>>>作品の詳細はこちら

この頃はまだDIYを始めて1年くらいでした。
材料が悪いなんて思ってもいませんでしたね。

自分が下手くそだったから完成後に不具合が生じているとばかり思っていました^^;

しょうがないものだと思って、
パッキンなど詰めたりして対応してきました。

材料を選別する方法

めちゃくちゃ簡単です!

2枚の材料を手に取って、重ねたりするだけです!

材料の選定
こんな感じ

重ねる向きも変えてみる

材料の選定

こんな感じで隙間がどれくらいあるか確認出来ます。

材料の選定
ねじれの確認

上の写真では、材料がねじれていることが確認できます。

また長さ方向も2枚の板を手に取り確認してみます。

材料の選定
長さ方向の確認
材料の選定
長さ方向の隙間の確認

この材料の場合、
隙間が小さいので許容範囲と判断できます。

めんどくさい理屈は抜きにして、
シンプルに隙間が大きいと感じたら、「反り」もしくは「ねじれ」が強いということになります。

正確に測ることはできませんが、
少なくとも著しく形状に異常がある木材は弾くことが出来ちゃいます

隙間が限りなく小さい材料を選択しましょう!

一応修正する方法はあるけど・・・

トリマーやカンナを使い、専用の治具も作製して
自分で修正することもできますが正直オススメはしませんね。

手間がかかるからやりたくないね

例えば貴重な材料を扱っていて、

「どうしてもそれをつかわなきゃいけない(>_<)」

みたいな時は修正加工をするという選択肢になるかもしれませんが、
まずは、ちゃんとした材料を選択して

自分が作りたいものを作る時間に注力を注ぎたいですよね!

こういう使い方なら関係ないかも?

とはいえ、反り・ねじれが全くないというのはありえません!

特に野地板やパネリングような薄い材料は反ってて当たり前です。

しかし、薄くて反りやすい材料でも、
「骨組み」みたいな活用方法ではなく
「張り付ける」ような活用方法ならば、
ある程度の反り・ねじれは無視することができます。

例えば、ディアウォールの張り板への活用や壁に板を張り付けるなど。

「ディアウォールの再作製」より
購入する材料の特性を理解して材料設計する

DIY>のざっくりとした流れ

1.作るものをデザインする
2.簡単な設計図を描く
3.寸法を記入する
4.それぞれの部位で使用する材料を検討する
5.必要な材料などを購入する
6.作業開始

「4.それぞれの部位で使用する材料を検討する」の段階で

「ここは反ったりしてると良くないな」
「ここは薄い板でも問題なさそうだな」

みたいな感じで「材料設計」していきます。

木材によってもですが、材料の精度によっても値段が様々なので
材料設計前に近くのホームセンターなどで商品を一度見ておくことをオススメしたいですね^^;

まとめ

ホームセンターなどで木材を購入する時に
良品を簡単に見極める方法を紹介しました。

DIY始めたばかりだとあまり気に留めることのない材料の品質。
材料を購入することも実はDIY作業の一部なんですよね。

実際の作業以外の活動もまた、これから作製する作品への愛着になっていきます。

大事な作品のクオリティを上げてDIYを楽しみましょう!!

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