
ども、フクロ―です。
以前こういうものを購入しました。

HIKOKIの丸ノコベンチスタンド。
主に縦挽きを目的として購入しました。付属の平行ガイドを使った縦挽きの精度は良好で、購入してからかなり使用頻度が高いです。
加工の様子などこちらでも紹介しています↓
さて、今回お伝えしたいのはもう一つの付属品「スライダーガイド」について。
正直これはあまり実用的ではありませんでした。
理由は
・加工中に角度がズレる
・長さが短い材料を加工できない
・目盛りあてにならない
スライダーガイドで加工したかった内容は、
・45度、30度などの角度切り
・直角(90度)カットで大入れ組み
実際に使用してみましたが、使用中に固定した角度がズレてしまうなど不安定でダメでした。
「でも、この丸ノコベンチスタンドで45度などの角度切り実現したい!」
というわけで、専用のスライダー治具を作ってみました!

テーブルにアルミフレームを設置して合板の裏には溝を掘り、はめ込むことによってスライドさせる仕組みです。


これを作ったことで安定したスライドを実現し、
・角度を自由に決められる
・両面テープで材料を固定するだけで加工中ズレない
・ストッパーを設置することで大入れの加工もスムーズ
このような改善につながりました。
ここからは、スライダー治具の作製方法や使用方法などを紹介していきます。

他の丸ノコベンチでも同じ作り方で応用できるので興味ある方は是非参考にしてみて下さいね!
作り方~How to make~
まずは作製手順を紹介します。
使用した材料
・合板(厚み9㎜×長さ200㎜ほど)※
・合板(厚み12㎜)※
・端材(ストッパー用)
・アルミフレーム(厚み3㎜×幅15㎜×長さ500㎜)
※合板の幅はそれぞれアルミフレームの取り付け位置で決まる

初めにアルミフレームの位置を決める
アルミフレームがスライドさせるレールとなります。
まず、スライドレールを設置するためのストッパーを作ります。
そして、設置する位置を決めてしまいます。
ストッパー作製↓
レールに当てる部分と端材が平行になるように接着剤で固定します。

ストッパーをクランプで固定し、アルミフレームを両面テープで固定します↓
その都度外せるように敢えて両面テープで固定しました。


これでアルミフレームの位置決めは完了です。
合板に溝を掘るだけ
スライダー治具は言ってしまえば、合板にトリマーで溝を掘るだけの作業です。
簡単な手順を説明すると、
1.溝を加工する位置に印を付ける
2.トリマーで溝を掘る
3.アルミフレームの幅に合わせて溝幅を微調整する
「1.溝を掘る位置に印を付ける」については下の図を参考までに

また上の図の「x+α」は最後にスライドさせてカットします。
(ゼロカット)
トリマーテーブルを使って溝加工↓

実際にアルミフレームをあてながら幅を調整していきます↓

また溝深さはアルミフレームの厚みよりも少し深め。
(アルミフレームの厚さ3㎜なので3.2~3.5㎜くらいの溝深さ)

トリマーテーブルの作り方や使用方法はこちらで紹介してます↓
というわけで調整完了↓

最後に、「x+α」を実際にスライドさせて加工します(ゼロカット)↓

作業はこれで完了です。
トリマーテーブルも作ってみたい方は参考にしてみて下さいね!
テーブル買っちゃうのもありですけどね
使い方~How to use~
使い方を改めて紹介します。
まず、ストッパーを使ってスライドレールを設置↓
両面テープで固定します。

スライダー治具をレールに合わせてはめ込む↓

直角ガイドやフリーアングルなどを使って材料ストッパーを両面テープで治具に固定↓

これで準備完了です!

こんなことが可能になる
実践した加工内容を少し紹介します。
スムーズな相欠き組み用の加工
ストッパーを90度で設置することで、通常の材料カットだけでなく相欠き組みの加工もスムーズにできます。
写真では手で抑えてスライドさせてますが、クランプで固定するとさらに安定します。


ボクはこれまで、丸ノコを手に持ってこの加工をしてましたが腕が結構疲れます。。。
材料をスライドさせるだけなので作業がかなり楽になりました!

自由な角度で角度切りができる
30度や45度のカットができる市販のガイドはありますが、デザイン的に斜めにカットしたい時もこのスライダー治具で加工できます。
カットするラインを引きます↓

この引いたラインを治具(ゼロカットしたライン)に合わせてカットします↓

丸ノコの刃に絶対に指は近づけない!!
紹介しておいて注意するのも変な話ですが、、、
このように刃を上向きにして加工する場合は細心の注意が必要です。
丸ノコガイドを使っただけではできないデザイン性を求めた加工が可能になります↓

円弧の加工
「円」とは線が細かく連なった曲線。
というわけで、何度も刃を入れることで「円」のように加工することができます。
まずは、コンパスで円弧を描く↓

そして、何度も何度もスライドさせます↓



細かく刻んでいくことで安全に作業できます。
なるべく真上からのぞき込めればやりやすいですね!

途中経過↓

あとは、サンダーまたはヤスリなどで面を整えてキレイに仕上げます↓

なんでジグソーじゃダメなの?
ジグソーで円弧加工する場合、厚めの材料(2×4材など)だと刃が曲がる可能性ある
丸ノコの刃で円弧加工する場合、材料の厚み関係なく刃長いっぱい使えて切断面の直角精度が保たれる
以前ジグソーでも円弧の加工を試したけど、厚みが20㎜以下ならスムーズにできるけど2×4材くらいの厚みになると刃が曲がってしまい、断面の直角精度が著しく落ちてしまいました。


何度も作業することで、もっと円弧の精度を高められそうです!
まとめ
今回紹介した内容は、以前ボクが購入した「HIKOKI 丸ノコベンチスタンド」にスライダー治具を設置して作業を改善するということです。
この治具によって作業効率が改善されただけでなく、
・相欠き組みの加工
・自由な角度で角度切り
・円弧加工
これらの安定した作業を実現しました。
しかし注意事項として、
丸ノコの刃が上向きで安全カバーも付いていないため次のことに注意が必要。
細心の注意を払い、絶対に刃に指を近づけないように徹底する
簡易的な治具で実践してみたい方は、安全に考慮し、是非参考にしてみて下さいね!

これからもお互いDIYを楽しみましょうね!!
せばな!

