【木工】2種類の丸ノコガイド「ロング」「ショート」を買わずサクッと作る

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フクロ―
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丸ノコガイドって意外と値段高い

フクロ―
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それにちょっと使いづらいかも

丸ノコ買ったら必ず使うのが丸ノコガイド。
ホームセンターでも簡単に購入出来て手に入りやすいけど、思ったより値段が高いのが僕の最初の印象です。

あと、意外と使い辛いです。

写真のようなガイドを購入して使っていました。
こちらのガイドでは、直角45度の2パターンでカットできるのは便利ですが、丸ノコの刃が入る位置が探り探りなのが難点です。
一応丸ノコのプレートにも目印が付いていますが、あまりあてにしてません。

というわけで今回は、

長さの違う2種類の丸ノコガイドをサクッと自作する方法を紹介します!

これを作ることで

・ガイドを買わなくていい
・市販よりも扱いやすいガイド

を実現することができます。

しかし、作るポイントを抑えないと

直角の精度が悪くなり、使い物にならない

スコヤさえあれば、サクッと作れちゃうので丸ノコを持っている方は是非作ってみて下さいね!

こちらも確認してみて下さいね↓↓

普段使いのショートガイド

主に十分な長さのある材料をカットする時に使います。とはいえ、市販のガイドよりも少し短い材料の加工もできるのでかなり使用頻度が高いです。

作り方

厚み9㎜の合板を使います。なるべく反りの少ない材料を選んで購入しましょう。

次に、丸ノコに付属のガイドを使ってカットします。
ボク個人の意見として、付属のガイドはすごく使い辛いです。なのでこの後紹介する「ロング丸ノコガイド」でカット出来る範囲であれば、まず使う機会はないですね。

このように2枚カットします。
※途中の材料写真なくてごめんなさい。

次に、Φ35のボアビットを使って穴をあけます。指を引っかける穴になるのでご自身の扱いやすい位置でいいと思います。

次に、スコヤを使って固定します。接着剤で仮止めしてからビス止めすると安心ですが、合板なら意外と接着剤だけでも十分ですよ。

仮止めの時点のこの直角を調整する作業が一番大事です!
また、下の図で示した、基準となる赤い線の切断面が傾いているだけでも、加工精度に大きく影響するので注意です。

最後にガイドに沿ってあて木の両側をカットします。

これで「丸ノコショートガイド」は完成です。手順は少ないですが

・切断面が真っすぐになっているか
・仮止めの時点で直角の調整が出来てるか

このようなポイントに気を付けなくてはなりません。


使用例と作品例

材料の幅300mm以下くらいまではショートガイドを使ってます。


ガイドだけでもある程度長さ揃う

長い材料でも治具など使わずに、ある程度の長さを揃えられるのがこのガイドのメリットなんですよね。
ボクは、カフェ板を使ったテーブルなどでめちゃくちゃ活躍しました!

市販の丸ノコガイドと違って、刃が切り込む位置を目視しやすいので簡単に狙った寸法でカットできます。



合板で使えるロングガイド

ホームセンターで販売されているような「1820×900㎜」のようなサイズの合板のカットに適したロングガイドです。

作り方

「ショートガイド」とほとんど同じ作業内容です。

スライド部分には1×4杉材を使いました。

パイン材よりも杉材の方が材料の反り少ないので選びやすいです。ガイドに採用しても加工精度を保つことが出来ます。

また、使用する用途に応じて1000㎜~の長さにカットしておきます。

指を引っかける穴を多めに準備する

丸ノコを走らせる距離が長い場合、加工中に何度も抑える手の位置が移動することが考えられます。
それに応じて、予めいくつか穴をあけておくと作業しやすいです。

さらに、穴の入り口をRトリム加工しておくとケガ防止にもつながり快適に作業できます。


限りなく正確な直角を目指す

ロングガイドでは特にこの工程が重要になります。なぜなら、「90度」の誤差数ミリの誤差を生み出してしまうからです。

90度のズレの影響は下の図を参考にしてみて下さい。

上図の例だとガイドの基準が91°になった場合では、9入口・出口で約16㎜と大きな誤差が生じてしまいます。

次の写真のようにクランプしながら固定することによって、限りなく高い精度でが実現できます。

staxtool クランピング・スクエアズ

これ持っておくとかなり便利過ぎる。
ある程度直角の精度もあるのでスコヤとしても使えるし、組み立ての時にも位置決め用で重宝してます。


接着剤が十分に乾いたらビス止めします。

最後は、ショートガイド同様に入刀します。

これで2種類の丸ノコガイド完成です。

ショートガイドよりロングの方がシビアな作業ですが、固定方法さえ間違わなければちゃんとしたガイドが完成するハズです!

フクロ―
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丸ノコの精度もバッチリだと加工のクオリティ抜群


使用例と作品例

これまで一度だけ「1820×900㎜」という合板を加工する機会がありました.

丸ノコを900mm走らせても、入り口と出口で誤差は0.2㎜ほどしかありませんでした。

このためだけに作った甲斐がマジでありましたわ!

ちなみにこの作品はまだ未公開です。。。

全然関係ないけど、更新できてない作品がまだまだたくさんあるので是非ブックマークしておいてくださいね(^-^;

まとめ

今回は、普段使いで活躍する「ショートガイド」と900㎜幅の合板を切断できる「ロングガイド」の2種類丸ノコガイドについて作り方や実践例などを紹介しました。

2種類とも半日あればできる作業内容であり、

・カットの位置を目視できるため作業効率がいい
・買うより安く済む

というメリットがありました。

しかし、直角ガイドを用いた正しい作業手順でないと加工精度に大きく影響します。(特にロングガイド)

既にガイドを購入されてる方にもかなりオススメしたいアイテムなので是非挑戦してみて下さいね!

フクロ―
フクロ―

せばな!