鎧張りに挑戦したい!
でも一人で作業できるかな?
どんな材料使えばいいんだろ?
昔の家づくりや小屋の壁などでよく目にする「鎧張り」
まるで戦国時代の侍のようで、
あの存在感にずっと憧れを抱いていました。
そして、今回作製する小屋で実践することにしました。
しかし、
・一人で張り付け作業出来る?
・どんな材料が適してる?
・方法は?
知識はゼロで課題も山積み・・・
これを機にネットで調べ漁りました。
※ちょっと長くなったので画像だけでも見てもらえれば(^-^;
かなりカッコよく出来ました!
スケールは小さいけどカッコイイ!
一人で張り付け作業するための治具を作りました。
サクッと作ったこの治具で簡単に張り付けることができました。
ゼロ知識からでも、
ちょっとだけ知識を学び、作業のポイントさえ抑えておけば、
初めてでもちゃんとできました。
というわけで、
作製までの流れを写真付きで紹介します。
鎧張りの知識と1つの作業ポイント
鎧張りとは?
板を下から順に重ね合わせて作った外壁のこと
特徴についての知識
メリット
・防水性が高い
・通気性が良い
・耐久性が高い
・見た目が良い
デメリット
・使う材料によってコストがかかる
・木材なのでメンテナンスは必要
見た目がよくて、雨・雪からの防水性も高く、
密封状態ではなく適度に隙間があるので通気性◎
しかし、材料が木ということで
再塗装などのメンテナンスは後々必要となってきます。
作業のポイント
「木表」を外側にして張り付ける
まず、板には「木表」「木裏」があります。
木の板は、経年により下の図のようだんだん反ってきます。
なので、「木表」を外側にして重ねていくと下の図のようになります
張り付ける前に一枚一枚材料の断面を確認する必要があります。
このポイントさえ抑えておけばまず大丈夫
高度な技術や特別な工具も必要ありません。
インパクトドライバーさえあれば実践できます!
作業の流れ
作業の流れを写真付きで紹介します。
採用したのは杉板(野地板)
杉板(野地板)を採用しました。
他の材料も検討しましたが、、、
●1×4(パイン材)
―板厚が厚くて使い辛い
―コスト高
●杉板(板厚12㎜×幅90)
―サイズは適切だけどコスト高
といった感じで、
一番ネックとなるのが材料費でした。
野地板なら束の材料を割安で購入できます。
あとは全ての板をサンディングするだけです。。。
動画で使用したサンダーです
片手でも扱いやすいモデルです。
なので表面を磨きながら、角のバリもついでに落とせちゃいます。
さらに集塵袋も付いてるので、飛び散る木くずも最小限に抑えられます。
マジックテープ式なので使用中のズレもほとんどありません。
替えのペーパーは#60~#240となっていますが、
磨くだけなら#240を持っておけばおそらく十分です。
1.塗装する
水性塗料で塗装しました。
使用した塗料は「浸透系」なので、2度塗りで仕上げました。
使用する塗料のポイント
耐久性/耐候性/防水/防カビ/撥水/UVカット/防虫
できれば、これら全てにチェックが付く塗料が望ましい
コメリさんのこの塗料オススメです!
水性塗料には「半浸透タイプ」「浸透タイプ」があります。
木目を存分に生かし、見栄えをよくするなら「浸透タイプ」がオススメです!
2.専用の治具を作る
本やネットで調べる限りでは、
鎧張りには治具が必要でした。
そこで、ひとりでも張り付けできる治具を作製。
しっかりと握りながら作業できます。
余っていた材料でサクッと作りました。
治具自体は簡単に作れます。
おそらく横から見ればすぐわかる
3.板を張り付ける
治具さえあれば作業自体はすごくシンプルです。
①抑える
②ビス止めする(下穴なし)
③反対側も同様にビス止めする
ひたすらこの連続ですが、結構楽しいです!
屋根部分の形に合わせた張り付け
「屋根付近の形状」「垂木」と重なるところは、
ノコギリでカットして張り付けます。
まとめ
鎧張りについて、『知識』『作業方法』『作業のポイント』などを紹介しました。
一人で作業するには、作るものの規模が大きくなるほど大変ですが、
治具を作製することである程度大きさなら作業できます。
あと、体力も少し大事ですね。
一見難しそうなイメージでしたが、
高度な技術もいらず、インパクトドライバーがあれば
DIYでも十分できます。
そこそこ大掛かりで大変ですが、
完成後はすごく達成感があります!
もしも小屋などに挑戦する時は是非試してみて下さい!
こんな小屋が出来ました
構想・設計に約1カ月
作製に1カ月以上かかりました(^-^;
完成までの流れを紹介しているので
是非こちらもチェックしてくださいね!(^^)!