自作したスツールやイスのガタつきをノコギリで改善する方法【DIY】

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フクロ―
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スツール作ったけどガタガタする。。。

フクロ―
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アジャスターとか使えばいいのかな?

実際の隙間

ガタガタしている状態、つまり支えてる4本脚のうち1本だけ浮いてる状態のことです。

こんな時でも、自分の腕前だけを疑う必要はありません!
4本脚の長さをどれだけ正確に同じ長さでカットしても、起こり得る現象です!

適当な厚みの端材とノコギリで改善できます!

パッキンを詰めたり、アジャスターを使わなくてもノコギリさえあれば家具のガタつきを改善できます。

改善方法

まず、適当な厚みの端材を用意します。
必要以上に厚みがあると、スツールやイスなど作った作品の高さに影響が出てしまうので必要最小限の厚さの材料が望ましいです。

①重りを乗せて脚1本浮かせた状態にする

水平器も併せて使ってもらえればいいかと思います。
また、作業時は地べたではなくなるべく平らな作業台の方がより正確にガタつきを修正できますね。

②端材をあててマーキングする

端材を滑らせながら脚の周りを一周させて印を付けます。
また、浮いた脚はその状態のままマーキングします。

③線に沿ってカットする

②で付けた印に沿ってノコギリを滑らせます。
出来れば一方向からだけではなく、転がして別方向からも刃を入れることでより正確にカット出来ます。


①~③の手順を4本の脚同様に行うことでガタつきは改善されます。

原因

冒頭の記述にもありますが、4本脚の長さをどれだけ正確にカットしてもガタつきは起こり得る現象なんですよね。
原因としては以下のような点が挙げられます。

1.ビスを打ち込んだときのズレ
2.取り付け位置の不正確さ
3.材料の反り

3点とも熟練されるほど解消されますが、ボクも含めてそうではない方が多いと思います。
工夫したり気を使いながら作業したいポイントですね。

3点の支えなら絶対にガタつかない原理

物理的に3本脚だと絶対にガタつきは生じることはありません。
脚の長さがバラついても必ず安定します。

強度やバランスの関係で、テーブルのようなサイズでは現実的ではありませんが、
スツールやイスくらいなら3本足で作ってみるのも面白いかもしれませんね。

ガタつきを軽減させる手段

修正できるとはいえ、しなくていいことに越したことはありませんよね(^-^;

仮止めしてからビス止めする

木材に適した瞬間接着剤で仮止めしてからビスを打ち込むことで、固定したときのズレを解消します。
ボンドのような接着剤でも仮止めできますが、時間がかかるので瞬間接着剤の方が作業効率抜群です。

ホームセンターでも販売されているので店頭でも探してみて下さい!

結合部分に彫り込みを施す

結合部分にあらかじめ段や溝の加工を施し、あとはそこにはめ込んで固定する方法です。
ボクがよく行うのは、「大入れ組み」「相欠き継ぎ」です。

ちょっと難しそうなイメージですが、ある程度丸ノコの扱いに慣れてる方であれば
「丸ノコ」「ノミ」「直角ガイド」があれば可能な作業です。

これに瞬間接着剤を併用するとより正確に固定することができます!

これらを行うことによって

1.ビスを打ち込んだときのズレ
2.取り付け位置の不正確さ

この2点が改善されます。
しかし、「3.材料の反り」においては経年により変化は避けられない場合もあります。

ちょっとひと手間加えることで作品の品質向上になります。是非挑戦してみて下さいね!

まとめ

今回はDIYで作製したスツールやイスなどのガタつきをノコギリを使って改善する方法を紹介しました。

方法は次の3ステップ

①重りを乗せて脚1本浮かせた状態にする
②端材をあててマーキングする
③線に沿ってカットする

また、改善作業を極力したくない場合は

・仮止めしてからビス止めする
・結合部分を彫り込む

これらを行うことで、ビス止めしたときのズレを軽減させます。

不具合を修正していく作業もDIYの一環であり、また、作品にガタつきが生じないように工夫するのもDIYの面白さ。

あなたはどちらを選択しますか?

フクロ―
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これからもお互いDIYを楽しみましょうね!!
せばな!

なぐり書きメモ

・3本脚のスツールに挑戦する
・あとで大入れと相欠きの記事追加する