ジグソー加工中の刃の曲がりを改善する簡易的なプレートを作製

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フクロ―
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ジグソー加工中ブレードが曲がってしまう。。。

フクロ―
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やっぱり専用のテーブルとか作んなきゃいけないのかな?

DIYで木材をカットするためにジグソーを買って使ってみたはいいものの、なぜか加工中にブレードが曲がってしまうんですよね。
合板とか薄い材料ならまだ影響少ないけど、20㎜以上の厚みになってくると正直カットしたパーツが使い物にならないくらい酷いです。

そこでいろいろ調べて一番再現できそうだったのがこれです。

ブレードガイド付きのプレートを自作して既存の物に重ねて取り付ける方法です。

ブレードの根本から曲がるのが原因

そもそも加工中にブレードが曲がってしまうのは、

加工中の負荷に対して刃先が真っすぐを保てないから

ざっくりしたイメージは

〇めちゃくちゃ柔らかい材料だと曲がらない
少しでも負荷がかかると曲がる

こんな感じです!

つまり、プレートにガイドを設けることで、刃の曲がりを軽減することが出来ます!

フクロ―
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てかなんで標準でそうしてくれないの!


もちろん専用のジグソーテーブルを作るか購入した方が確実かもしれませんが、なんせめんどくさい。。。
あと、市販のほとんどのワークテーブルではブレードのガイド機能はないので、どの道刃の曲がりは改善されないと考えられます!

3WAYワークテーブル WT-TJC

ジグソーだけでなく、丸ノコやトリマーテーブルとしても使えます。
専用テーブルの自作ではなく、作品に時間を使いたい方はこれ一つ持っておくといいかもしれませんね。

というわけで、今回はボクが作った「ガイド付きジグソープレート」の作り方などをサクッと紹介してみたいと思います!

作り方

作製するプレートの簡単な図です。

フクロ―
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画像メインなのでCLICKして拡大してみて下さいね

合板準備

使うのは9㎜の合板。
ジグソーのベースサイズに合わせてパーツを切り離す作業です。


ベース周りを型取って切り離します。

Φ15穴とガイド切り込み

ボアビットで穴をあけてから、ジグソーガイドとなる切り込みを入れます。

穴をあける位置はブレード刃の位置から半径分(2/Φ15)ずらしたところです。

穴径は加工時に不自由なければ何でも良さそう!

ここで大事なことは、、、

ジグソー可動時に、ブレードがガイド範囲に収まっているかどうか

ここだけ気を付ければまず大きな問題はありません!

端材などをガイド代わりに使って切り込みを入れます。
写真ではアルミフレームを使っていますが、真っすぐな木材で挟められればなんでもOKです。

そしたら、上の写真のようにプレートを型取った線の部分をカットします。

ここまで出来れば、もう90%くらい完成と言ってもいいくらい。

ボルトの通し穴

M4のボルトで固定するのでΦ4のドリルで穴あけ加工します。

既存のプレートを取り外してあてがい、スプレーでマーキングしました。


ドリル加工後、皿ネジの頭が出ないように面取りをします。

ここまででプレートは完成しました!
あとは、実際に取り付けてみます。

既存ベースプレートに取り付け

4隅のボルトで既存のプレートの上から固定したら完成です。
ボルトの長さが足りないので元々のより長いボルトを準備します。

実践

今回作製したプレートの目的再確認、、、

加工中にブレードが曲がってしまうのを改善する

使用した工具は

マキタ ジグソー M421

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厚さ20㎜の杉板では効果を発揮

これはかなり良かった。

ブレードの曲がりほぼ無し
直角ガイドに沿って素直に進む

プレート未装着時だと。。。

✖厚さ20㎜でもブレード曲がる
✖直角ガイドならった加工すら困難

この2つが改善され、今回は試してませんが円切りでも工具を自由に取り回せそうでした。

2×4材ではいまいち。。。

一見よさそうに思えたのですが。。。

加工が進むにつれて、だんだん曲がっていきました。

速度や工具の設定も変えて試しましたが、
初めは真っすぐでだんだん曲がってくるというパターンの繰り返しでした。

しかし、これでも実はプレート未装着時と比べるとかなり改善された方です!!!

円切りの粗加工程度でなら使えそう

改善の余地と上達

もう少し工夫して、改善というか修正して使えばもっと精度が良くなりそう。

あとは、ジグソーそのものをもっともっと使いこなしていくことも大事なのかも!

過去の失敗

めちゃくちゃ余談みたいな内容ですが、今回の「ブレードガイド付きプレート」を作製する前にこんなものを作っていました。

これ、なにかというと、「ジグソースライドレールです。

ジグソーで真っすぐな加工をしたい」ということでチャレンジしてみましたが、、、

本体が真っすぐ進んでもブレードが曲がってしまう

上の写真を見てもらえれば一目瞭然ですね(^-^;

いや~結構苦労して作っていたので結構悔しかったですね!!

まとめ

ジグソー加工中の刃(ブレード)の曲がりを改善するために、ブレードのブレを軽減するガイド付きのプレートを作製しました。

これを既存のベースプレートに直接固定して使うことで、

✔簡易的にジグソーの扱いが快適になった
✔板の厚さが20㎜ほどなら、ブレードが曲がる影響が少なくなった
✔進みたい方向にまっすぐ進む

という改善が確認できた。

しかし、

2×4材の厚みでは曲がる

という結果となりました。

ガイド部分がきつくなるように改善したり、そもそものジグソーの扱いにも慣れていくことでもう少し質の高い加工を再現できそうです。

とはいえ、自分でジグソーテーブルを作るという割と大変な作業をしなくても、ジグソーを使った快適な作業ができる。

だって、、、

やっぱり、治具とかじゃなく作品づくりに時間を費やしたいですよね?

フクロ―
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これからもお互いDIYを楽しみましょうね!!
せばな!

なぐり書きメモ

・結局ジグソーテーブル必要になるかも?買っちゃった方がいいのかも